#10 最難関校進学後、伸びる子・失速する子

過酷な中学受験を戦い抜き辿り着いた最難関校。
入学したらバラ色の六年間、と思いきや、入学と同時に始まる激しい競争。
子供たちは本当に大変です。
地元では、神童・天才と囃し立てられ、期待を胸に入学したとたん、神童・天才ばかりの周囲の環境にすぐに気付きます。
もちろん、中高六年間は勉強ばかりではありません。
学校は、塾や予備校ではありませんので、成績や学業面を必要以上に考える必要はありません。

しかし、開成で見聞した実態は少し違います。
保護者は、周囲の期待以上にわが子に期待を寄せて、開成の中でも中位以上、もしくは上位に位置取りし、周囲が羨望するような大学へ現役で合格・進学して欲しいと考えます。
その証拠に、上位君臨の爽快感が止まぬ内に鉄緑会やＫ会への入会。
スマホを筆頭にした携帯機器の過剰な管理。
学業に支障をきたすものはすべて排除していく様子を見聞してきました。

➀中学受験後の進学先で伸びる子の特徴