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トリガーポイントの探し方 押し方

こんにちは
最近ではふくらはぎが攣るんじゃないかとビクビクしながら野球やゴルフに勤しんでおります。山田です。
大谷翔平選手も疲労や脱水の影響なのか、体が痙攣して代打が送られたりしていましたね。
大谷選手ほどの強度で運動しているわけではありませんが、私もより気をつけなければと思いました。
草野球する中でも、軽い熱中症やハムストリングス、ふくらはぎ等を攣る人を見かけることも多いです。
話は少しそれましたが、前回トリガーポイントの原則や種類について書かせていただきましたので、今回はその続きを書かせていただきます。

トリガーポイントの探し方

前回の記事ではトリガーポイントの原則や種類について書かせていただきました。気になる方は見てみてください。トリガーポイントを実際に押していただくときに効果が上がると思います。

まず原因の筋肉を特定する必要があります
ざっと手順を書いていきます
①痛みが出る動きから何筋が痛いかを大体予測する
②痛みが起こる姿勢から何筋かを推測する
③痛みの部位から何筋かを推測する

一つづつ解説していきます
まず①ですがトリガーポイントのある筋肉は短縮すると痛みます
そこで痛みの出る動作から筋肉を特定していきます
例えば肩が痛いならば、肩を前に動かした時に痛いのか動かす時に痛いのかで、関連痛の出る筋肉をある程度特定できます

腰に関しても同様で腰を伸ばした時に痛いのか、曲げた時に痛いのかである程度特定できます

皆さんも何となく動きから予測した経験があるはずです
腰が痛い高齢者が腰を自分でトントンとさすってたりしますよね
そのように動きから何となく筋肉の特定をした経験は皆さんにもあるはずです

次に②ですね
腰が痛い方が背筋をまっすぐ伸ばせなかったりしますね
円背や猫背の強い腰の丸まった高齢者なんかは姿勢を見たら予測がつきやすいですよね

③は痛みの部位から何筋か予測する
これは例えば腕の前側かつ肩に近い部分が痛ければ上腕二頭筋というふうに予測します。
②と③はある程度経験が必要になるかと思いますので、おすすめは①ですね
痛みの出る動きは本人が把握していることが多いので間違いが起こりにくいです

トリガーポイントの押し方


では次に押し方です
筋硬結というしこりのようなものを緩めるために圧迫していきます
ポイントは簡単にまとめるとこんな感じです
・押圧はゆっくりと安定的に行う
・圧迫時間:20秒から30秒程度
・効果の見極め方:痛みが軽減し、筋肉がのび、違和感張りが減る、可動域が広がる
・圧迫:指や手、肘を使って変化を感じる。セルフケアの場合道具を使ってもよい(ラクロスボールやセラケイン)


ラクロスボール


セラケイン

セラケインは昔からある孫の手などでも代用できますね

付け加えておくと、圧迫する時筋硬結部分に手を触れておくといいです
そうすると効果が出てる時は硬結部分に広がるような感覚を感じられます
最初はわかりづらいかもしれませんが硬結部位に触れていくうちに変化がわかるようになります

また最初変化がわからない時期に「そのうち変化がわかるようになる」と自分を信じる事が大切です(宗教じみたこと言ってますがおおマジです)
そうすることで手の感覚が高まってきます
そうなればトリガーポイント以外の施術の腕も上がります
いいことスパイラルです

実際に探してみよう!

探し方、押し方のポイントについては抑えましたので次は実践編です
筋肉を押してそこが痛いのが圧痛点です
圧痛点の中で痛みが放散、痛みが離れたところに広がっていく点を探していきます
この放散する痛みが自分が日頃悩んでいる痛みと同じ痛みであれば、そこがトリガーポイントです

一言で言うと
筋肉を押していつも悩んでいるところにも痛みが出たらそこがトリガーポイント!

一つ例を挙げると
いつもデスクワークが多く、側頭部、頭の横側に痛みが強く出る人がいたとします
そのかたが背中、首の筋肉にかけての筋肉を押してみて痛みが側頭部に広がったとします。
この場合僧帽筋がトリガーポイントとなります
(下の画像が僧帽筋です、僧帽筋は大きな筋肉になっていますので、側頭部の痛みの場合は上部僧帽筋がトリガーポイントとして効果が出やすいです)

僧帽筋

まとめ

今回は探し方と押し方について書かせていただきました
まずはしっかりと動きや姿勢などから痛みを探ることがポイントです

よくわからなかったり、見つける自信がないかたは、テレビを見ながら、スマホを見ながらでもいいのでとりあえず、あちこち筋肉を押してみましょう
それがトリガーポイントを見つける第一歩です

次回はおすすめのトリガーポイント5選をあげたいと思います


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