【天下繚乱】Role&Roll vol.201
さて諸君、『Role&Roll』vol.201の発売日だ――これほど幸福な日があるだろうか？ そう、今日から『Role&Roll』誌で『天下繚乱』のサポートが開始されるのだ。
『Role&Roll』は新紀元社から発売されている、ＴＲＰＧを始めとするアナログゲームを扱うホビー総合誌だ。キミがアナログゲームを遊ぶために必要なあらゆる情報が毎号掲載されている、世界でもっともお得な本のひとつといえるだろう。
そしてその歴史ある雑誌で、今回から毎月――そう毎月、『天下繚乱』の記事が掲載されることになった。ここでしか読むことのできない素晴らしい内容を、キミは手にすることができるのだ――もちろん、他のゲームの記事も素晴らしい。キミはどのページを読んでも満足するだろう！ だがまずは『天下繚乱』の話をしよう！
今回掲載されている『天下繚乱』に関わる記事は3つ。ひとつはおなじみの緑一色先生による『天下繚乱』のオンラインセッション・レポートコミック『スピタのコピタの！』だ。
このコミックには、完全に書き下ろされたシナリオのプレイ風景が素晴らしい筆致で記されている。ワールドやルールの解説としても機能するから、『天下繚乱』のことを知りたい友達に読ませるにもぴったりだ。プレイヤーには緑一色先生や担当編集の清水氏、イラストレーターのすがのたすく先生、そして『ダブルクロス』リプレイでおなじみのスーパーサラリーマン加納正顕先生が参加している。
読めば『天下繚乱』のことはすぐわかるこのコミックに加え、さらに『天下繚乱』の詳細な紹介記事が掲載されている。
そして！ もちろんディープなマニアを満足させるデータが掲載されている。新クラスが10レベルまで、完全なデータとして掲載されているのだ。
そのクラスの名は『秘剣使い』。
かつて『天下繚乱ＲＰＧ』旧シリーズでもっとも人気を博し、基本ルールブックへの収録も検討されながら、データが初心者が扱うにはマニアックであるために惜しくも収録漏れしたクラスだ。
データ作成は『ビーストバインド・トリニティ』や『BORUTO』のアニメでもおなじみの、チーム・バレルロールが誇る重信康だ。古参ファンにはこの名前だけでワクワクする人がいるんじゃないかな。
秘剣使いは文字通り、自分だけの“秘剣”を持っている。相手を魅了し夢心地の中で暗殺する魔剣、空を破り地を割り海を裂く勇者の必殺剣、ふたつの心をひとつとする二心一体の合体技、刀すら不要になった悟りの極致――キミだけの“秘剣”は、絶対の力を持つ。
だが心せよ。秘剣は容易に使えるものではない。秘剣を見せる時は相手が死ぬ時だ。そしてキミの秘剣は乱を呼ぶ――キミは絶対に安楽な人生を送ることはできない。それが秘剣使いの宿命なのだ。
◆次回予告◆
「南無 大暗黒天 来臨急々 如律令」
「南無 大暗黒天 来臨急々 如律令」
化野（あだしの）――京の外れに広がる荒野である。
かつては死者の亡骸を鳥に喰らわせたというこの呪われた地に、
一軒の古寺があった。
寺の本尊は三つの瞳を持つ翡翠の仏――
その顔は歪み、人を救済するというよりも嘲笑うように見える。
そして血だ。おびただしい流血が本堂を染めている――
本堂に居並ぶ阿片中毒者たちは皆、
読経とともに、歓喜の表情を浮かべてその喉を掻ききったのだ。
「なるほど――大暗黒天の禁呪法か」
シャリン、と錫杖の音が響いた。
「――何やつだ。この結界に入ってくるとはな」
「堂摩法師の流れを汲む呪禁（じゅごん）の技――。
だがそんなものが、我らの光を阻めると思うなよ！」
「貴様――まさか」
「いかにも！ 憤怒を持って仏の慈悲を示し、
この天地より邪を祓う。我らこそ――――！」
次回『天下繚乱特集 京の都』
待て、次号！
●異界戦記カオスフレア
おっと、もちろん『異界戦記カオスフレアSecond Chapter』のサポートも継続する！ 言うまでもないことだけどね。
今回の記事では、前回まで紹介してきた地底世界でどういう探検を行なうのシナリオアイデアが、ストーリーパターンテンプレートという形で紹介されている。基本ルールブックと『フローライトプリズン』があれば、すぐにでも地底の冒険に旅立てるだろう！
そして、次号ではさらなる大いなる力がカオスフレアたちを待っている――楽しみにして欲しい。冒険の風はキミたちを決して離すことはない。
キミがもし『異界戦記カオスフレアSecond Chapter』を知らない場合は――なんと素晴らしいことだ！ キミは異世界召喚ファンタジーの決定版というべきこのＴＲＰＧを今から遊べるというわけだ！
基本ルールブックである『異界戦記カオスフレア Second Chapter』一冊あれば、キミはホットなロールプレイがぶつかり合い、キミの想像するありとあらゆるヒーローがぶつかり合う異世界オリジンでの冒険を楽しむことができるのだ！ この夏は『天下繚乱』とこれでキマりだ！
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