【レポート】親子でワクワク！キャンプで使える★工作ワークショップ＆星空観察会

今回は夏休みCAMP倶楽部特別編ということで、星空案内人のイワシロアヤカさんを講師に招き、キャンプで使えるランタン作りと星空観察会を行いました。

＜講師＞イワシロアヤカさん

天体望遠鏡メーカー「ビクセン」で５年間 広報を務め、結婚を機に高知に移住。 子どもから大人まで、幅広い層を対象と した星空観察会、イベントなどを企画・ 実施する星空案内人。 star watching design 主催。

まずは講師であるイワシロさんが、「星空案内人®」になるまでの経緯を自己紹介。

「星空案内人®」とは・・・知識と経験からワインの楽しみ方を教えてくれるソムリエのように、星空・宇宙の楽しみ方を教えてくれるのが「星空案内人®」です。

その後子供たちにもわかりやすいように、今回のワークショップの流れの説明がありました。

■ランタンづくり
まず、キャンプで活躍するランタンづくりから。
イワシロさんが用意してくれた材料から、それぞれ好きな色の和紙と、絵の具を選びます。絵の具をパレットに出して、歯ブラシに水をつけて、勢いよくブラッシュ！
和紙は星空の空の部分、そして、飛び散った絵の具は夜空を彩る星に。あっという間に素敵な星空の完成です。
「楽しい！」と、いつまでもやりたそうにしている子がたくさんいました。
絵の具が乾くのを待ったあとは、仕上げ作業。乾いた和紙をプラスチックのコップに丸めてセットします。その中心にLEDライトを入れて、蓋をすると完成。世界にひとつだけ、自分だけの星空ランタンが出来ました。自分で作ったランタンを手に、とても嬉しそうにしている子どもたちの姿がとても印象的でした。

■星座を見つけよう（座学）
次に、イワシロさんから夏の星空探しのポイントのレクチャー。
夏の星空の中で、最も見つけやすい木星をはじめ、土星や夏の大三角形をスライドで見せて、教えてくれました。
南の空に輝く土星は、「どっちゃん」と可愛く呼んでみたり、木星の周りにいる星たちをギリシャ神話の人物になぞらえ、親しみやすくしたり。イワシロさんの説明はとてもユニークで、子どもも大人もどんどん引き込まれていきました。
座学の最後には、説明した星たちを子どもたちが覚えやすいように「きらきらぼし」の歌詞に乗せて歌い、会場は笑顔に包まれました。

■望遠鏡で星空観察
楽しく学んだ夏の星座探しのポイントをもとに、蔦屋書店敷地内の星がきれいに見える屋外へ移動。
すっかりあたりは暗くなっていましたが、移動には先ほど作ったばかりのランタンが足元を照らし、早速活躍していました。
イワシロさんから望遠鏡の覗き方の説明を受けて、順番に並んで望遠鏡をのぞきます。
「見えた、見えた！」「ほんとにわっかがある！」と子供たちだけでなく、大人たちも初めて見る望遠鏡越しの木星と土星に感動。
最後はライトを星に向け、「これはなんの星？」というイワシロさんの問いに参加者全員から答えが返ってきて、この日学んだことについて参加した皆が、おさらいをすることが出来ました。

■感想のシェア
最後に今日の感想をシェアしました。
親御さんからは「普段から子どもは興味があっても、自分が答えられなかったので、一緒に楽しんで学べて良かったです。」と子どもと参加できたことへの感想や、子どもさんからは「ランタンづくりが楽しかった。」と嬉しい感想をいただきました。
親子が顔を見合わせながら、笑顔で感想を話す姿は、親子参加ならではのイベントの楽しさを感じさせました。

※総括
今回はKSB CAMP倶楽部の特別編として、星空案内人であるイワシロさんとのコラボ企画を開催しました。参加者の皆さんは星に興味はあるけど、実際に星についてのレクチャー受けることも、望遠鏡をのぞくのも初めてという方ばかり。ランタンづくりでは子供たちが思い思いに工夫して楽しんでおり、「もっとやりたい」と声が上がるほどでした。内容や進行の流れもよかったようで、ランタンづくりの合間の星座探しのポイントレクチャーから、実際の星空観察に移動したのが「復習になってわかりやすくてよかった」と感想もいただきました。普段、なかなか触れる機会のない立派な天体望遠鏡で覗く夜空は格別だったようで、星だけでなく、初めて見る土星や木星に子どもだけでなく大人もワクワクして楽しんでいる様子が伝わってきました。

（レポート：公文順子）

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