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「コロナは茶番」からわかった、意見を発信するときに気をつけるべきこと

Twitterで一部の人達に「コロナは茶番」というような意見が信仰されています。

インパクトもあり、コロナで疲れ切った人たちにとっては魅力的な考え方なのでは?と考えられます。

そういった理由もあり、広まってもおかしくはないはずなのですがなぜ広がっていかないのかということを自分なりに考察してみました。

するとなんとなく人に主義を伝えるときに注意することがわかったような気がしました。

コロナ茶番の考えが受け入れられない理由は?

まずコロナは茶番だという意見が広まっていかない理由を考えていきます。

1.コロナは茶番だと言う人は基本的に人を見下しているから

まず嫌われる大きな原因になるのがコロナは茶番という人はほぼもれなく他人を見下していることなのではないかと考えられます。

コロナは茶番だと言う人の発言では以下のようなものが見られます。

・「コロナ脳はキモい」「信じている奴らは全員馬鹿でキモい」などの意見という根拠のないただの誹謗中傷

・至って善良な市民に対しアルコールを塗る姿を見ただけでTwitterで「酒くせえから近づいてほしくないわ」という暴言を吐く

・「こんな茶番を信じるレベルの奴らは淘汰されたほうがいい」というように間接的に死ねと言っているような過激な発言

彼らは「みんなで開放されよう」というように言って、コロナは茶番だと考え方を広めていこうと言う目的があるそうです。

しかし他人を攻撃する思想が本当に人々に受け入れられるのでしょうか?

「気づいた周りとは違う、自分たちはレベルが高いんだ」という自己顕示欲の表れとしか見られず、私は彼らの話を聞きたいとは思えませんでした。

本当に自分の考えを伝えたいと思うなら攻撃するんじゃなくてちゃんと理屈や危険性など発信すればいいのになと思います。

仮に主義がいくらインパクトがあるものだとしても伝える力量がなければ広まっていかないという、いい例のように感じました。

2.理由がイマイチわからない

コロナは茶番という検索をかけてみるとわかりますがほとんどのツイートは

・コロナを恐がる人に対する暴言

・「早く気づいてくれればいいのに‥」という仲間で慰め合う意見

ばかりでいわゆるなぜ茶番だと思われるのかという理由がほぼ見つかりませんでした。

もっと言えばおそらく理由をまとめてあるツイートもあるのでしょうがそれらのよくわからない意見に埋もれてしまっているんでしょうね。

そのため色々探してみても何をもって茶番劇なのだろうか?と理解することができずみんなが離れてしまっているような気がします。

3.評価を得られていないのに堂々と行動に移してしまう

発言だけならまだ良いのですが、彼らは実害も発生させています。

例えばマスクなしで行うデモです。

皆さんも聞いたことあるかとは思いますが、マスク無しで繁華街でデモをしたり堂々と電車にマスク無しでとびこんだりというアレです。

他に前Twitterで話題になったのですが、

ある施設のアルコール消毒を「危険だから」というよくわからない理由で勝手に水に変える

という行為も行われました。

これに関しては業務妨害で立件可能なレベルと言っても過言ではありません。

こういったコロナは存在しない派の活動には何か高尚な考え方があるのかもしれませんが私達のような世間一般から見ればただの迷惑行為です。

理解が得られていない状態でやってもこういったように白い目で見られるのが関の山でしょう。

デモをするのはある程度世間的に受け入れられてからのほうがまだ効果的な気がするので、なんか順序が色々間違っているように感じました。

4.霊感などの科学的でない意見がある

一部の人なんですが霊的レベルが高いから気づいたのだというような発言も見られました。

霊的な考えというのは無宗教の人が多い現代の日本人にとっては一般的ではありません。

申し訳ありませんが自分が信じていない人にとってはスピリチュアルの考え方はないものと同じ。

スピリチュアルを個人で信じるのは自由です。実際スピリチュアルによって心が救われたケースというのはかなりあるらしくそれ自体悪用さえされなければ素晴らしいものなのだと思います。

が、宗教に入っていない私のようなタイプには、神のお告げを理由にされても受け入れにくいように感じましたね。

5.送られるソースの動画がもれなくなんかうさん臭い

コロナの恐怖を伝えるツイートに、これが陰謀論の証拠だ!と言うことで動画のリンクがリプとしてつくことがあります。

しかしこの動画がやたら都市伝説系の演出と酷似していていました。

都市伝説系の動画の編集というイメージが先行しているせいか私にはすごくうさん臭く感じるんですよね。

脅して信じさせようとしているためかわかりませんが却って効果が薄くなっているように感じます。

せめて一人でもきれいな感じのウェブサイトを作り、そこで紹介すればちゃんと話を聞こうという人が出るかもしれないのにねと思いました。

「コロナは茶番」の失敗からわかる伝えるために気をつけること

「コロナは茶番だ」系の意見が世間に受け入れられない理由から人に伝えるときに大事なことがわかった気がします。

・自分の持った主義が正しいと思っても信じていない人を無闇にバカにすると伝わらない

・理由がないと納得してくれるわけがない

・評価を得られていないうちにいきなり大きな行動に出ると反発されるので周囲の理解がある程度得られてから

・科学的や実体験に基づく根拠がないと受け入れさせるのは難しい

・視覚情報を馴染みやすくしたほうが主義主張は伝えやすい

ということです。

当たり前のことように感じるかもしれませんが「コロナは茶番だ」という意見の人たちの様子から改めてこれを実感することができました。

そしてどのような主義主張を伝えるとしてもちゃんと相手の考えを尊重し、そのうえで伝えること、これが最も大事!

という今回身にしみてわかったことに気をつけながら私も情報の発信をしていこうかと思います。

読んでいただきありがとうございました!


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