札幌２歳S　２０２４　気になる馬達

過去１４回の良馬場札幌２歳Sの傾向

火水は雨だがその後は曇りと晴れ。
土曜までに回復するだろう（希望）

枠
７，８枠が人気以上の着順で複回収率も高い

２枠が微妙だが着順は人気よりほんの少し上。
しかし１，３，４枠は全て人気以下なのでやはり内は少し不利なのだろう。

脚質

レースでは上がり上位が有利。
前走でも上がり１位が全体数で多いが、上り３位以内の複勝率が２０％を超えている。

前走逃げて札幌２歳で３着になったのは前走１８００ｍ（特に札幌）、３人気以内、上り３位以内
アスクシュタイン　　２人気、上り１位、１.１差、札幌
アルマヴェローチェ　２人気、上り３位、０.０差、札幌
ショウナンマクベス　６人気、上り４位、０.１差、東京

前走先行も前走札幌か函館１８００ｍ、次いで札幌１５００ｍ
ファイアンクランツ　３人気、上り１位、０.２、札幌１８

特に前走差し追い込みは上り１位で着差０.１以上
マテンロウサン　　２人気、上り１位、０.６差、札幌１８
マジックサンズ　　１人気、上り１位、０.３差、函館１８
ホウオウガイア　　２人気、上り１位、０.５差、福島１８
ニシノタンギー　　４人気、上り１位、０.２差、福島１８
レーヴドロペラ　　１０人気、上り１位、０.２差、東１６

前走人気と着差

前走人気は１，３人気が良く、なぜか２人気が悪い。
今回は前走２人気が多い。

展開予想

前走逃げた（先頭を走った）馬が４頭いるので今回どの馬が先頭になりそうかを考える

アスクシュタイン　　札幌12.8-12.4-12.2
アルマヴェローチェ　札幌13.0-12.2-12.5（稍重）
ショウナンマクベス　東京13.4-11.5-12.2
トップオンザヒル　　小倉13.2-12.0-12.1（不良２０００）

アスクは先頭に立ったが手綱を抑えた時に頭をフンフンと振っているので馬群の中だとイヤイヤするかも。
２戦連続で先頭を走っているので前に馬を置くのは嫌がりそう。
レースを重ねれば解消するか。
大きなストライドでゆったりと自分のペースで進み、後半にペースアップして突き放した。
２戦とも楽な逃げができて、前走でも１０００ｍ６２.３秒。
今回は過去２走ほど楽に先頭に立てない。
ちょっとした試練になる。

アルマヴェローチェはスタートは速くなかったが先頭に持って行った。
稍重で１０００ｍ６３.４秒。

キングスコールはスタート良く前進気勢もある。
２列目の先頭だったが残り８００ｍ手前で外から前に上がってきた馬がいたので自身が先頭に出てペースアップ。
外を走ってきた馬に比べて走行距離でも有利だったので直線で突き放した。
先頭にこだわりそう。

ショウナンマクベスは内で楽に先頭に立てた。

１０００ｍ６１.４秒。

トップオンザヒルは外から並ばれても譲らなかったし今回も先頭に立ちたいか？不良小倉６３.６秒

評価

勝ち負け
ファイアンクランツ

２着候補
マテンロウサン
マイユニバース

３着候補
マジックサンズ
レーヴドロペラ

穴
バセリーナ
モンドデラモーレ
ローレルオーブ

馬達

ファイアンクランツ
ドゥラメンテｘハーツクライ
スタートは一番良かったが先頭には立たず、外３列目先頭に。
ラスト11.8-11.1の加速ラップはスローペースでも素晴らしい。
４４２キロだが大きく見せるし、２着馬もかなり良い走りをしていた。
その２着馬は道中でこの馬をピッタリとマークして負かしに来ていた。
これは高い評価を与えたい。
次は前に壁を作れれば更に良くなりそうだ。
勝ち負け


マイユニバース
レイデオロｘネオユニ
新馬戦はファイアンクランツの５着で上がり２位。
内でスムーズに追い込めなかったがいい脚を見せた。
２戦目は初戦でキングスコールから０.５差だったテリオスララに０.１差。
内ラチ沿いを走ったララとその外側を走ったマイユニバースの走行距離の差が大きかった。
未勝利だがレース内容は良く３着以内ありそう。

マジックサンズ
キズナｘキンカメ
新馬ではスタートで遅れてしまった。
先行勢の後ろの外側で微妙に風を受けながら３－４コーナーを周り、差し切り勝ち。
少し強引な競馬。
ゴール前最後の右ムチに反応して左に走って行った。
１分５４秒０で１０００ｍ６５.４からラスト３ハロン12.2-11.8-11.6はまだ余裕がありそう。
重馬場得意そうな走りはしていた。
同じ日の３歳未勝利と１勝クラスの２０００ｍの１８００ｍ通過が１分５２秒７と１分５２秒３。
悪くはない。


アスクシュタイン
ドゥラメンテＸダンチヒ系Ｘウッドマン
コスモス賞は１分４９秒２（６２.３－４６.９）
プルパレイがキングスコールの新馬とコスモス賞の両方の日に走っている。
キングスコールの日が１分８秒４（５６キロ）
アスクシュタインの日が１分８秒０（５８キロ）
しかも新馬でマテンロウサンが１分４９秒３で走っている。
デビュー戦と２戦目というのはパフォーマンスに大きな違いが出やすい。
ほとんどの馬が２戦目で向上する。
個人的にはマテンロウサンの方を上に取りたい。

マテンロウサン
イントゥミスチーフＸダイワメジャー
新馬は札幌１８００ｍ勝ち
初めてのレースらしくゲート開いてすぐに反応できなかった。
12.8-12.3-12.3-11.5-11.7と６００ｍ過ぎてから前の馬が派手にペースアップしてしまった。
マテンロウサンは残り８００mを過ぎた３コーナー手前から外を周って追いかけて行った。
内ラチ沿いを走れたアスクシュタインとやや外側を走ったマテンロウサン。
２戦目の上昇を含めてマテンロウサンに期待したい。

モンドデラモーレ
ワールドエースｘクロフネｘグレイソヴリン系
血統的には合いそう。
スタートそれ自体は新馬で良くなかったが出てしまえば普通に先行できる。
内ラチ沿いで前に馬を置いてレースできた。
直線に入ってしばらくは我慢して前の２頭の間にスペースができた残り２００ｍ手前から抜け出した。
レースのラスト３ハロンは11.4-11.2-11.2でモンドデラモーレは上り３３.５秒。
上がり３位は少し気になる。
新馬からはすでに他に３頭が勝ち上がっている。
外３列目先頭で４着だったソロモンが次は２番手先行で勝ち。
ソロモンはクローバー賞で内で先頭に立って０.９秒も離されてしまった。
モンドラーレの強さを測る上でこれが少し気になる。

アルマヴェローチェ
ハービンジャーｘダイワメジャー
アルマヴェローチェはスタートは速くなかったが先頭に持って行った。
稍重で１８００ｍ１分５１秒９
１勝クラス２０００ｍ２分１秒５
２勝クラス１８００ｍ１分４９秒２（エリダヌス）
今回は厳しいかな

ショウナンマクベス
リオンディーズｘフジキセキｘトニービン
新馬からは他に２頭勝ち上がっている
先頭を走ってヨーイドンでラスト３ハロン11.4-11.3-11.5と平均的なラップでしめた。
上がりで４位というのが位置取りに助けられた感じがする。
軽い馬場が得意そうに見える。
札幌でどうかな

ニシノタンギー
サトノアラジンｘガリレオ
新馬はいかにもレース慣れしていない感じで敗北
それでも直線後半ではいい脚を見せていた。
２戦目は新馬よりも速い流れに今度はついて行けた。
少頭数もあって先頭からの距離もほとんどなく、４コーナーでは外をまわり押し切った。
決め手に欠ける馬で長い距離で活躍しそう。
２６００ｍとか得意かも

バセリーナ
ウインブライトｘシンボリクリスエス
勝ち上がりに３戦を要した。
３戦目でようやくスタートしてからキビキビと走れるようになった。
決め手には欠くタイプだと思う。
ある程度速い脚を持続させるタイプ。
ソロモンに先着しているし、母は１８００ｍ以上を３勝しているので距離延長で良くなる可能性もある。

レーヴドロペラ
モーリスｘディープインパクトｘグレイソヴリン系
新馬はレースに慣れさせた。
２戦目は８００ｍ通過４６.４秒と２歳６月の稍重にしては速い流れでラストが１２.９秒という消耗戦を差して勝った。
今回も後ろからのレースになるので展開の助けが必要。
前走で先頭を走った馬が多いのはプラスに働くかも。
人気ないけど面白そう。

ローレルオーブ
ウインブライトｘアフリート
新馬は周ってきただけ。
２戦目は少し速いペースを９頭中６番手で追走。
直線では届かないか？と思われた位置から差し切った。
ホー騎手が上手く乗ってくれたが、ゴール後の勢いも良く、穴として期待してもいいかもしれない。

トップオンザヒル
新馬は不良小倉２０００ｍ
外から並ばれても先頭を譲らなかったし今回も先頭に立ちたいか？
向こう正面でバランスを崩し、直線でも進路妨害しながらゴール。
馬場が悪かったし、初めてのレースでしょうがない所はあるがイメージは良くない。
なにより不良馬場だと良馬場での走りを評価できない。
何度もバランスを崩しているから重馬場苦手かもしれない。
血統見ればロベルトｘロベルトで母母父に４９ｅｒ系もいて重馬場得意系。
良馬場で良くなるかもしれないが…

キングスコール　（回避）
ドゥラメンテＸフランケル
キングスコールはスタート良く前進気勢もある。２列目の先頭だったが残り８００ｍ手前で外から前に上がってきた馬がいたので自身が先頭に出てペースアップ。外を走ってきた馬に比べて走行距離でも有利だったので直線で突き放した。
１８００ｍで１分４７秒８はレコードだが開幕週で速い馬場。
６１.５－４６.３
１勝クラスが２分０秒１
未勝利２０００ｍでも２分０秒３
キングスコールはラストが11.6-11.5の加速ラップだが他の２つは失速ラップなのでキングスコールは時計以上の評価ができる。
他の馬がこの馬に勝てるかどうか？だったが回避