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「人が命!」のサービス業界がIT化を進めるには、もう少し発想の転換が必要なのかもしれない

先日テレビ番組で、教育テックについての特集が放送されていたんです。

教育テックの導入とは早い話、テクノロジーの力を使って教育現場の負担を減らそうという取り組み。

番組では、小学生に学習指導を行なったり、採点を自動で行なってくれるロボットが紹介されていました。


私はこれ、めっちゃいいやん!と思って見てたんですが、Twitterではなぜか否定的な意見が多くて、びっくり&がっかり。

確かにまだまだ課題は多いのだろうけど、頭ごなしに「こんなのダメだ。ぜんぜん教育のことをわかってない」と否定する姿勢には絶望的な気持ちになったものです。

飲食業界でも同じように、IT化、DX化と聞くだけで、アレルギー反応を起こすかのように否定する人がいます。年配の人だけじゃなく、若い人でさえこうした意見を持つ人が珍しくない。

このままでは特定の業界だけどんどん置いて行かれると思うんですけど、大丈夫なんでしょうか。


手間ひまをかけることが崇拝される日本の文化

しかもその置いて行かれる業界っていうのは、皮肉にも人手不足で過酷な労働環境が問題視されている飲食・教育・介護などの分野です。

「人」がサービスの良し悪しを左右すると言われる業界に限って「安易なIT化は良くない!」となりがちなんですよね。

こうなってしまう理由には、日本特有の、手間ひまをかけることが崇拝される文化にあるのだろうと思います。

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