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後を継ぐかどうかは本人のみが決めること、という我が家の基本的な考えを周囲に伝え続けていきたい

商売をしていると、日ごろからいろんな人にいろんなことを言われる機会があります。

うちのようにお客さまの多くが中年から高齢の方だったりするととくに、何も考えず失礼なことを口にする人、あるいは脳内が現代仕様にアップデートされないまま残念な発言をしてしまう人も少なからずいるものです。
(自分は大丈夫かと振り返るいいきっかけにはなります)


たとえば私が旦那の店で働きはじめたばかりのときは「まだ籍入れないの?」。籍を入れたら「お子さん楽しみだね」と言われるのがわりとお決まりのパターン。

60すぎの男性に「少子化なんだから世の中のために子どもを産まなきゃダメだ」と言われたのには驚きました。

あるいはうちが夫婦経営だと知っているお客さまから「こんなところで働いてないで、うちの息子、大企業に勤めてるから嫁においでよ」なんて声をかけられたり、少し長めの休みをとると「余裕があっていいわね」と嫌味を言われるなど、お酒が入ってつい本音が...にしては少々眉をひそめたくなる場面にこれまでなんどか出くわしています。


もちろんこれはごくごく一部の事例であって、ほとんどのお客さまは良識的で思いやりがあって、自分と他者の分別がつく方たち。

というかまぁ、心の中でどう思っているかなんて察しもつきませんが、少なくとも私たち当人の目の前では、言わなくていいことをわざわざ口に出すことはまずありません。


しかし先のような無理解・不用意な発言によってこれまで頭のイタい思いをなんどもしてきた私は、いつのまにか自然と言われそうなことを予想し、前もって防御策を張るようになったんですよね。

こう言われたらこう言おう、なんと言われてもこういう考えを貫こう、と準備しておかないと、精神のコントロールがあまり上手じゃないのですぐに疲弊してしまうからです。



女だから継げないとか、子どもだから継ぐべきだとか

で、近いうちに、こんどはこんなこと言われるだろうな、と予想している話題があります。子どもの話、中でも後継ぎうんぬんの話です。

7年も働いているとわかるんですけど、たぶん、当たります。


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