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【音楽】強化書 / back number 「教科書の落書きが飛び出した そんなバカなって未来期待してる」

映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の主題歌として話題のタイトルは

back number「大不正解」ですが、「大不正解」に収録されているカップリング曲「強化書」に着目します!

この楽曲はback numberらしいミドルテンポのメロディーに、清水依与吏さんが描く独特の歌詞がマッチし、共感できて、かつ、未来に希望が持てる。そんな曲に仕上がっています。

「強化書」というタイトルの由来や、楽曲に込められた思いを、ひとつずつ解釈していきますので、よろしくお願いします。

この歌詞を読み解けば、毎日を楽しく生きるコツが見えて...

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どっから見ても子供と呼ぶには 無理があるサイズになって
駄々をこねても可愛くないので 大人になりました

⇒誰もが経験する「大人になる」という成長を独特の表現で表しています。
サイズ感の問題と、駄々をこねて可愛いかどうかに着目していますね。

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思い通りにいかない事に慣れて 親しみすら沸いたついでに
忘れてた電気代払いながら 今でも夢みてるのさ

⇒「思い通りにいかない事に慣れて 親しみすら沸いた」
ここがとても共感できます。

社会人になって2,3年、負けっぱなしの日々で悔しさの募るわけですが、
肩の力を抜くと、そういう不甲斐なさに親しみや苦笑いを浮かべることもあって。

けど、この曲の主人公は、今でも夢を見ているわけです。
本気で、片意地貼って夢見ているわけではなく、

「ついでに 忘れてた電気代払いながら」

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教科書の落書きが飛び出した そんなバカなって未来期待してる
壮絶なピンチで 目覚める僕のスーパーパワー 

⇒この曲のテーマでもある「教科書の落書き」
これは誰しもが経験のあることではないでしょうか。

しかしここの落書きは、歴史の教科書のペリーに髪の毛を書いたり、ザビエルに髭を書いたような落書きではなく、好きなあの子の似顔絵、プロ野球選手やプロサッカー選手などの絵を描いたことではないでしょうか。

そんな落書きが飛び出して実現することを期待しているわけですよね。

「壮絶なピンチで 目覚める僕のスーパーパワー」

ここは、少年ジャンプのヒーローを彷彿とさせるフレーズです。

人は誰しもピンチでありあない力を出すわけです。

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最後はエマワトソンのキスを

⇒しかし、「最後はエマワトソンのキスを」

と、ここでエマワトソンを出すことで急に突飛な夢になってしまうんですよね。

男の妄想というか。(笑)

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ラララ~

どこからか逃げて来たわけでも 導かれた覚えも無く
僕を大きくした犯人は おそらく時間ですが

分からないことだらけの毎日が  変わらないだらけの日常に
自分は特別じゃないって知る為に 学んだわけじゃないのさ

⇒1番では、大人になった原因を
サイズ感の問題と、駄々をこねて可愛いかどうか、と解釈していましたが、

2番では、時間が犯人だと提示しています。

「犯人」という表現からは、まるで大人になったのが悪いかのような印象を受けますね。

しかし、子どもの頃は大人になりたいと思っていましたが、
私自身、大人と言われる年齢になってみると、昔がよかったと思うことが多いんですよね。

特に高校生15~18歳くらいが一番楽しくて。
ある程度の自由はあったけど、全てが新鮮で明るい日々で。

まあ、結婚して子供ができたりしたら、大人になってよかったと思うのかもしれませんが…

逃げたわけでもなく、導かれたわけでもなく大人になってはみましたが…
変わらないだらけの日常に、不甲斐ない思いが募る日々で。

だからこそ、「僕を大きくした犯人は おそらく時間ですが」

という表現が、染み入りました。

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あの映画のワンシーンに飛び込んだ 僕が主役だって未来期待してる
凶悪な怪人を 必殺延髄蹴りで瞬殺 良い子は絶対真似しないでね

⇒きっと誰もが、映画の世界のワンシーンに飛び込んでみたい、映画の主役になりたいと思うことはあると思うんです。

この曲の主人公も、そんな思いを抱いてるわけで。

「必殺延髄蹴り」というのは、
プロレスで用いられる技でアントニオ猪木さんが考案した蹴り技の一種です。

少し暴力的な表現を入れたあとに、間髪入れずに、「良い子は絶対真似しないでね」と歌うことによって、ユーモアが生まれています。

このあたりが清水依与吏さんの描く歌詞の魅力ですよね。

高嶺の花子さんのフレーズにある
「駄目だ何一つ勝ってない。いや、待てよ。そいつ誰だ?」
にも共通している部分です。

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興味が沸かない程度に暴かれた後の世界で
生まれた僕らなりの冒険を 革命を

⇒インターネット社会になり、私たちは多くの情報を得ることができるようになりました。
様々な研究は進み、宇宙、考古学、海等、様々な謎が解けてきていっています。

まさに、興味が沸かない程度に暴かれた後の世界といってもいい世界です。

そんな世界に生まれたぼくらなりの冒険、革命!?

日常をテーマにした歌詞から、突然、壮大なテーマが取り上げています。

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ちょっと革命は大袈裟だったけど 積み立ててきた我慢の貯金で
1回くらいはさぁ 絵に描いたような事が 誰もが羨むような

⇒革命は大袈裟だったと撤回はしていますが、未来に希望を持つような歌詞です。
ここで注目したのは、「積み上げて来た我慢の貯金で」というフレーズです。

「積み上げて来た我慢の貯金で」

ここはとても大事ですよね。
冒頭の歌詞の「思い通りにいかない事に慣れて 親しみすら沸いた」

状況であっても、「積み上げて来た我慢の貯金」があるかどうかが大事だと思うのです。

思い通りにいかない事が多いのは、我慢の貯金が足らないのではないか?

この曲はそんなことを提示しているのではないでしょうか?

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教科書の落書きが飛び出した そんなバカなって未来期待してる
僕にしか出来ない 地球を救う旅に出よう
最後はアンハサウェイにキスを

⇒曲の最後のフレーズです。
「僕にしか出来ない 地球を救う旅に出よう」というのは、
まさに、映画のワンシーンに飛び込んだ気持ちで書いたのではないでしょうか。

いや、

映画のワンシーンに飛び込まなくとも、自分自身の人生が映画だと思っている節にも思えます。

「僕が主役だって未来期待してる」

そのフレーズが、ハリウッド女優の登場と関連しているのだと思います。

1番では、「エマワトソンにキスを」
そして、ラストサビでは「アンハサウェイにキスを」

ラララ

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<総括>

この楽曲「強化書」は、

back numberの代表曲「高嶺の花子さん」と共通する部分があります。

楽曲を通して、現実は何も動いてはいないのです。

教科書の落書きという妄想を昇華させて、
自分が映画の主役になるような未来を期待しているのです。

こういった心の中の動き、妄想だけで物語は完結しているからこそ、共感できるのです。

また、楽曲の歌詞では、「教科書」と記載されていますが、

タイトルでは「強化書」と記載されています。

ここに込められた意味を、私なりの解釈で記してみます。

思い通りにいかない事に慣れて 親しみすら沸いた日常

そんな中でも、積み立ててきた我慢の貯金があれば、

絵に描いたような事、誰もが羨むような映画のようなことが起こるんじゃないか。

革命は大袈裟だけど、さりげない妄想を描いた「教科書」の落書きを昇華、アップデートしよう。

そのための道具として、「教科書」、いや、「強化書」を大事にしていこう。

この楽曲「強化書」には、そんな思いが込められているのではないでしょうか。


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