お金という道具がなくなるのかも
私は会社を経営している。
会社といっても、フリーターだった時代から仕事の仕方はあまり変わらない。
ただ、信用を得るために法人にしたようなもの。
そんな中、コロナのため休業してたら&売り上げが減ってたらお金がもらえるらしい、というのを聞いて、せっせと会計ソフトに入力をしている。
ちょうど2月にPCが1台ご臨終、会計ソフトのバックアップがあると思っていたらサポート期間が切れていたのと、バックアップごと消えてしまったので、期首から入力しなおし。
入っては出て、入っては出て、の繰り返し。
社内留保なんてない、自転車操業なんだけど、おもしろいほど入ってくるお金と出ていくお金が同じ。
コロナ騒動で思ったのは、みんなお家から出ちゃダメ、と言われているから飲食業は厳しいんだよね。TVで言ってる。
でも人口の胃袋の数は変わらないから、生協さんとかオイシックスさんとかそういうところは品物が足りないほど繁盛しているし、テイクアウトや配達で伸ばしている飲食業もある様子。
一方で学校が休業になってしまったという理由で、給食が食べられない子供たちのために、お弁当を提供している団体などもあるし、そこに無償で食材を提供しているところもあるし
動画や漫画、その他デジタルコンテンツが無料で配布されたり
あれ?今までのお金っていう概念はなんだったの?
って思うくらい、お金が滞っているはずなのに、一部ではうまく「何かが」回っているようにも見える。
それがおもしろいなあ、と思って、眺めてる。
お金という道具を使わなくても、なんかうまくいってて、関わる人がみんなハッピー。それってすごくいいじゃん。
私は今は人並みに生活してる。
結婚して、夫が購入した家もあるので、とりあえず収入がなくても生きていけるけど、本当にお金がなかった20代は
「え?こんなところに女の子が住んでるの?」
というあばら家に住んでいたし(現代のアパートでも感じられないような隙間風というかほぼ外、みたいな家)
お金がほしいなあ、と思って生きていて、投資の本から自己啓発までいろいろお金を得られるという本を読み漁っていたのだけど、お金というのは、物々交換から発展したただの道具って書いてあって、当時私はあんまり共感できなかったんだけど
今ならわかるわあ。
東日本大震災の時は私はあまり経験していないけど、東北に住んでいた人はお金があっても、ゴールドのクレジットカードを持っていても、物がなくて買えなかったという話を聞くし
実際今、私もマスクや消毒液など、欲しいし、それを購入するだけのお金はあるけど、物がないから、手にすることができない。
経済の話はよくわからないし、世界大恐慌がくるとか言われてるけど、それでもちゃんとお家にいる人は、とりあえず命は守られているし、命があったらまた経済なんていくらでも再生できると思ってみてる。
食でいえば、私が住んでいる京都も、府のちょっと北のほうに行けば農業も土地がある。
だけど担い手がいなくて空きっぱなしの農地や田んぼが田舎にいけばそこらじゅうにあって、山も田畑も荒れてる。
海外から輸入する木のほうが、船代とかコストがかかっているのに安くて、北山杉とか国産の木を使うと高いから、わざわざ外国の安い木を使うんだって。
なんかへんやね。
あと、ちゃんと聞いてないから正確なことはわからないけど、京都の木をわざわざ使うと補助金が出るとか?ある百貨店とかかわってた時、リニューアルする材料の話になって、そんなことを聞いた。
食でいうと、自給率が低いからといって世界中から食べ物を輸入して捨てている日本。おかしいよね。
食べる分だけ作るスタイルにして、自給率上げたらいいんじゃないかなあ。
田舎から出てきて、土や緑にふれたくて家庭菜園をやっている両親がすっごい貧乏くさくて大っ嫌いだったんだけど・・・最近自然の良さとか農業にも興味が湧いている自分に驚く。(VIVA東京・原宿・渋谷!と思っていた10代・・・懐かしい)
大気汚染もよくなってきてるとか?!
えー、今までの活動ってなんだったの?まあ、地球には無駄で負担でしかなかったんだよね、きっと。
コロナで亡くなっている人も、世界規模でみると大勢いるのでなんとも言えませんが、きっと共存しながら、地球に優しく、いきていくためのコロナウイルスなのかもしれないね。
いじめられっ子だった時の時代にこの騒動があったら、狂喜乱舞してたと思うわ、私。
今までの活動が大きく変わる時代の真っただ中にいるのでしょう。
なんか、楽しみになってきたな。
さて、私はどうやって生きていこうか。
自分の得意なこと、もの、と、食べ物や作り出せないものを交換しながら、つながりたい人とだけつながれる生活になっていくといいなあと思う次第です。
小売店のブランディングから一歩踏み込んだ、理念や想いを形にするお手伝いをするコンサルティングをしています。店舗ディスプレイ、POP、ラッピング、ライティングで見せる発信のコツをお伝えしています。