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デザイン超初心者におすすめする本6選

前回書いた「2024年買ってよかったデザイン関係の本6冊紹介」が好評だったので、続けておすすめ書籍の紹介をします。

デザイン勉強中の方からよく「勉強に役立つお勧め書籍はありますか?」とご質問を頂くので、デザインを勉強し始めたばかりの方へ向けて、私が実際に読んで良かった参考書をご紹介します。
この記事で紹介する本は、Webデザイナー、グラフィックデザイナーを目指す人におすすめの内容に厳選しました。

また本を選ぶ際、下記のポイントに重点を置きました。

選書ポイント
・独学でデザインを始めたけど何から手を付けて良いか分からない人でも読める
・スクールに通う前にデザインの基礎を学んでおきたい話題がある
・Webサイトのコーディングは出来るようになったけど、イマイチデザイン力が上がらない人に勧められる
・文字を読むのは苦手な人でも読める

既にデザインを学習していて、お悩みポイントがある場合は、下記の目次を参考に選んでみてください。


基礎からデザインを学びたい

Webデザイン、印刷物などのデザインでは、見やすい・必要な情報が分かりやすい・誤解を与えにくくする・イメージを持ちやすくするなど、人へ適切に情報を伝えるために必要なデザインの基本があります。
初心の段階から文字だけだと頭に入りにくい話が多々あるので、図解資料が多めで分かりやすい表現をしている本を選定しました。

❶なるほどデザイン

図解やイラスト、写真が多く絵本を見る感覚で楽しく読み進めることが出来ます。
デザインを勉強するとなると、小難しいルールなどを覚えなければ……と身構えがちですが、この本では実際にデザインを見たときの「ユーザーの気持ちを体験」「デザイン制作の意図」がセットで理解できるような工夫がされていて、すごく分かりやすいです。
私はノンデザイナー向けにもデザイン講義をするのですが、デザイン歴が長くなると分からない人の気持ちが分からない状態になります。でもこの本を読むと初心に戻って考えられるので、永久保存版として手元に置いています。

❷とりあえず、素人っぽく見えないデザインのコツを教えてください!

デザインはレイアウト・色・フォントなどの組み合わせでイメージを作り上げていきくのですが、これらをまんべんなく図解で学べる本です。
けっきょく、よはく。」シリーズ(現在全4作品)で有名なingectar-eさんの著書なのですが、すべてを買うにはお財布が…という方は、4作品の重要な部分をこの本でつまみ食いできるように読めるのでおすすめです。
こちらの本は、デザインをパーツごとに分解して教えてくれているので、before after の違いが分かりやすく初学者でも良し悪しが理解しやすいです。

「けっきょく、よはく。」シリーズの4作品では、NGとOKデザインを見比べて改善ポイントの解説をしています。
沢山の作例が見られるので、デザイン学習を突き詰めていく段階になり、デザインのバリエーションが増えずに困ったら読んでみると良いと思います。

文字の組み方が分からない

文字周りがダサいと全体的に野暮ったいイメージになってしまいますよね。
模写デザインや私が企画するバナーお題に挑戦をしていても、どんな所に気を付けて文字の配置をしたら良いのか、相性の良いフォントの組み合わせが分からないなど、様々なモヤモヤがあるかと思います。

次に紹介するのは「文字周り」に特化した参考書籍なので、そんな悩みを解決する糸口になるかもしれません。

❶ほんとに、フォント。

先ほど紹介したけっきょく、よはく。の次に出版された本です。
こちらはレイアウトやデザインはまあまあ出来るようになってきたけど、なんか文字周りがダサくなる…の原因を追究した本です。
同じテーマのデザインでもフォントの選定方法によって全体の雰囲気が大きく異なってきます。文字に気を付けるだけでこんなにも違うのか!と腹落ちする発見が出来ます。
使用されているフォントの記載もあるので、同じフォントを使いたいという人にとっても参考になる資料となりますよ。

❷知りたいタイポグラフィデザイン

先ほど紹介したほんとに、フォント。ではレイアウトやデザイン全体を見ながらフォントのあり方を解説した本ですが、こちらはタイトル文字にフォーカスした参考書となっています。

文字のカーニング(文字詰めによって綺麗に見せる)方法や、どのくらいの余白感が読みやすいのかを追求したり、デフォルトの文字を様々なモチーフと組み合わせて作字(タイポグラフィ)するためにはどんな事に注意しながら制作すれば良いかなどが書かれています。
①文字打ちをしただけ
②読みやすいように調整
③遊びを入れる
と段階を踏んで、どのように文字をアレンジしていくかが丁寧に書かれていて、実際に制作工程を確認しながら読み進められるので、初心者でも真似しやすい構成となっています。

Webサイト制作の仕組みから知りたい

Webサイトはデザインだけでなく、情報を表示するためにコンピュータが理解しやすい言語に置き換えるという工程が発生します。
表示に必要な言語とはHTMLやCSSなどの事を言いますが、これらの勉強をサポートしてくれるスクールや学習サイトは沢山あります。
ですが、紙媒体のデザインから移行してくるデザイナーさんやデザインのみを習ったことがある人にとっては言語を覚えるのに苦戦する方は多くいます。

❶1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

最初の切り口は「Webサイトではどんなデザインが見やすい?好まれる?」について解説されているので、デザインを学んだ方なら興味を持って読み進める事が出来そうですね。
「コーポレートサイト」「ユーザビリティー」など難しい横文字も初回で丁寧に教えて貰えるので、自分でいちいち情報を探しに行かずともWebの専門用語を覚える事も出来ます。

HTML、CSSを使用して1つサイトが作れるようになるためにはどんなコードを先に覚えておけば良いか、という部分に関しても厳選されています。
サイトを1本作るために必要な基礎知識が一通り書いてあるので、入門書として非常に優しい本だなと感じました。
また今主流のレスポンシブ対応やYoutube動画の埋め込み、OGPの対応などもきちんと書かれているので、現場で扱う技術にも大体対応できると思います。

❷武器になるHTML

Webサイト制作を作る時に基本から覚えたい方は、HTML&CSSの本とセットで購入して、一緒に読みながら勉強すると理解しやすいと思います。
1本Webサイトを作る初学者向けの本はCSSの解説の方がボリュームが多くなりがちでHTMLは深く語られないことが多いのですが、この本はHTMLだけに特化していて、初心者だけでなくベテランも正しい記述を見つめ直すお手本になるような本だと思いました。

Webサイトのデザインの作り方が分からないよ…という方は、私の下記noteで紹介しているので合わせて読んでもらえると嬉しいです。

Webデザイナーとして仕事をしてみたいと思っている方はどんな手順で学習を進めてよいかは下記の記事にまとめているので、合わせて参考にしてみてください。

以上ご紹介してきましたが、自分に合った参考書は見つかりましたか?
デザイン書籍やビジネス本はちょっとお高めで手が出しにくかったりします。
kindle unlimitedなら30日間無料で読み放題なので、気になるデザイン書籍やビジネス本はこのサービスを利用して読んでみるとお得ですね。30日以内に解約すれば料金も発生しません。
いつでもどこでも読み放題で、さまざまな端末で利用可能なのでスマホでも大丈夫です。

デザイナーは学ぶことが本当に沢山あるので、自分にあった勉強方法や教材を取捨選択する技術も必要になってきます。
ただ情報も沢山溢れているので、色々あって迷ってしまう事もありますよね。
このnoteではそんな迷っているデザイナー初心者の方を少しでもサポートできるような記事を更新していけたらと思っています。
読んでみたい方はぜひnoteのフォローをよろしくお願いします!


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