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判断力はトレーニング可能。しかも、紙とペン(スマホも可)だけあればOK。

こんにちは!こばとーんです!

僕たちは毎日60,000回も選択をしているそうです。

流石にそれだけこなしていれば上達しそうなものですが、意外にもほとんど進歩しません。

なぜなのか?

理由は僕たちの持っている『都合よく記憶を改竄してしまう』特性にあります。

『いやいや、ちゃんと事実を覚えてますよ!』と思う方も多いでしょう。しかし、僕たちの記憶はかなり曖昧なんです。

例えばぐるなびでディナーのお店を探しているとき、実際にはちょろっと検索しただけなのに『当たりの店』が見つかったとしましょう。あとになって振り返った時、『俺のリサーチ能力が高かったから店が見つけられた』のように都合のいい解釈を僕たちは載せてしまうのです。

実は『きっとこうだろう』『こうあってほしい』といった気持ちに引っ張られて勝手な意味付けをしたり、出来事を変えてしまう、なんてことは日常的に行われているんですね。

記憶がアテにならないから、似たような事例にあたった時に『過去と照合してより良い選択をする』ことができません。

そこで、この『記憶改ざん能力』を封印し、客観的事実を見るためのトレーニングを紹介します。

イリイストダイアリーメソッド

イリー(ille)とは、三人称のこと。

かのカエサルシーザー(ガイウス・ユリウス・カエサル)が自伝的著書『ガリア戦記』で使っていた叙述法で、『あたかも他人が見ているように自分の事を書く』方法です。

カエサルは自分の事であるにもかかわらず『彼は〇〇した』のように、三人称を用いて文章を書いているんですね。

イリイストとは、『三人称で文章を書く』ってことです。

つまり、平たく言えば『三人称で日記を書く手法』

知識研究で有名なウォータールー大学が実験した内容で、客観視点を鍛え、さらに多視点から検証することでベストな選択ができるようになる手法とされています。

参考論文:Training for Wisdom: The Illeist Diary Method

毎日15分間、三人称で日記をつけるだけ

毎日15分間『その日に行った重大な意思決定』を三人称視点で日記に書く。

これだけの手法です。非常に簡単ですよね。

この手法のキモは『判断の記録が紙に残るため改竄できない』『客観視するので思い込みを排除できる』点。

読み返せば自分の判断基準や癖が見えてくるので、改善に活かせる、ってことなんですね。

簡単なのに素晴らしいテクニックです。

面倒ならスマホでもOKなはず

繰り返しますが、大切なポイントは『記録が残る』『客観視』です。

なので、実験どおりに紙に書く必要はそこまでありません。いちいち紙を用意するのが面倒な場合はスマホに記録をつけることでも代用可能でしょう。

あとで見返せると便利なので、グーグルカレンダーなどに書き込んでもいいと思います。

時間も15分がベストですが、短くてもOKかと。

とにかく客観視して記録を残すことが大切なので、2段落くらいの短い内容をメモする癖をつけましょう。

お手軽な方法なので、ぜひやってみてくださいね!

更に動画でわかりやすく解説してます。下記もどうぞ!

判断力を鍛える】カエサル式15分日記で意思決定力アップ【イリイストダイアリーメソッド】


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