丁寧さを日々に持ちこむ
今は主婦業にいそしんでいる身なので、身のまわりのささいなことをちょっとずつ丁寧にこなすようにしている。
「丁寧な暮らし」といえるほどではないけれど、たとえば
家事をするときはエプロンをしてみたり、台所のシンクを料理するたび拭いてみたり、紅茶をティーポットで淹れて飲んでみたり……。
あたりまえにこなしている人からしたら「なにそれ」といったことでも、私にとっては本当に大きな変化で。
ひとつひとつの家事を丁寧にしていくことで、なんだか自分を大切にできるようになった気がするのです。
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前まではInstagramで見かける、家をきれいに保ち、おしゃれに暮らしているひとたちを見て、
「こんなの息苦しい、私にできっこない」
と、自分ができない劣等感を隠して、「丁寧な暮らし」をさげすんでさえいたように思う。
今なら、彼女たちの努力を素直に尊敬できるし、気持ちがほんの少しだけわかる気がする。
いちばん身近である家を、暮らしを丁寧にすることで、みんな自分や家族を大切にしている。
それはとっても尊いこと。
最初からぜんぶきれいに、うまくできる必要なんてなくて、ひとつのことからだって十分だ。
私にとって、それはエプロン。
今までは家事をするときにエプロンをつけていなかったから、ときには服に汁などが飛び散ることもあった。子育て中に息子によって服が汚れてしまうこともしょっちゅう……。
だから、ふだんは汚れてもいいような、てきとうな服ばかり着ていて、おしゃれな服はほとんどクローゼットから出ることがなくて。
それが、エプロンをつけることで、ふだんから気分が上がる服を着るようになった。
毎日がほんの少し楽しくなった。
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自分にできる範囲の丁寧さを日々に持ちこむ。
それが毎日を楽しくアップデートするコツかもしれないな〜なんて思いました。
ちなみに写真はエプロンなのだけど、母からお下がりでもらったもの。
母が妊婦時代に着ていたワンピースで、レトロでかわいいのだけど、普段着にするのはちょっとちがうかな……と思ってエプロン代わりに。
生地がてろてろしていて着心地がよくて大好きな一着です。
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