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箕輪編集室を辞める前に、箕輪厚介さんに物申したい。

こんにちは。箕輪編集室のみずほです。

今まで我慢していましたが、例の記事について思うことを書きたいと思います。

私は普段、早稲田大学内で性暴力をなくすための活動をしています。(このnoteは団体と一切関係ありません)

そのため、今回大学の先輩にあたる箕輪厚介さんが性暴力加害者になったことをとても残念に思います。

何が問題なのか

正直、不倫自体はどうでもいいです。興味もありません。

色々アウトでしたが、まず前提として問題なのは性的同意を取ることができる状態ですらなかったことではないでしょうか。

性的同意とは、すべての性的な行為において確認されるべき同意のことです。

人を性行為に誘うときは「対等性」「非強制性」「非継続性」に気を配りながら性的同意をとる必要があります。(分かりやすく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。)

今回は明らかに「対等性」が欠けていたのではないでしょうか。編集者とライターでは明らかにライターの方が弱い立場にあるからです。

ライターさんは、出版されなければお金を稼ぐことができない。そんな不安を抱えながら、すごく嫌な思いをしてでも編集者に笑顔を向けなければならない。こんな状況だったのではありませんか?

記事内に出てくるチャットのスクリーンショットを見ている限り、ライターの方は何度もお誘いを断っています。それも「セックスはしない」と言いにくいことを断言してまで。


NoはNoなんです。嫌よ嫌よは嫌なんです。


これ、もし原稿料が出ていたら表に出ていませんでしたよね?それって恐ろしいことだとは思いませんか?

箕輪編集室でも同様に、バナーを頼む人と作る人、コンペ優勝者を決める人とコンペにコンテンツをあげる人、大人とみの校生、あげたらキリがないくらい無自覚なパワーがたくさん働いています。(それ自体は悪くないです!)

自分の持っているパワーに無自覚のまま、編集者とライターという関係を利用して性行為に及ぼうとしたこと、1度断られてもしつこくメッセージしたこと、このようなことを持って私は箕輪厚介さんの行動を問題だと考えます。

セクシュアルハラスメントは、立派な性暴力です。

箕輪厚介さんへ

箕輪さんのことを好きな人はご自身の元から離れていかないだろうとお思いかもしれません。半分その通りだと思いますが、半分は間違っているかと思います。

私は箕輪さん自身ではなく、みの編のコンテンツや参加者が好きで箕輪編集室に所属しています。私のような人は、箕輪さんを好きだからではなく、今いる周りの人が好きだからこそ、今後もみの編に所属し続けると思います。

しかしながらこの一件を知って、私は箕輪さんを非難する手段としてみの編を辞めることにしました。

「今離れていく人とはそれだけの関係だったのだ」と言われてしまうのが悔しくて続けようかと思いましたが、私は好きなみの校の授業、出会った友達との関係を失ってでも箕輪さんのセクシュアルハラスメントを非難する必要があると考えました。

今回の件については、叱ってくれる人こそが箕輪さんのことを本当に考えている人なのではないでしょうか。

プライドを捨ててください。

おちゃらけた感じで箕輪さんを擁護する声に惑わされず、どうかこの件をもっと真剣に受け止めてください。

男性ジェンダーである、サロンオーナーである、「天才編集者」である、ご自分の権力に自覚的になってください。

箕輪編集室の皆さんへ

みの編の雰囲気が好きだからこそ、箕輪さん自身にそこまで興味ない人も多いかもしれません。もちろん箕輪さんが好きな人もたくさんいらっしゃいますよね!

しかし今回の箕輪さんの行動は、明らかに非難されるべき行為です。おかしいです。この一件を理由に退会者が出てもおかしくないくらい重大なことだと思います。

「そんなことよくあるだろ」と思っているのであれば、あなたの環境も異常だと思うのでお気をつけいただければと存じます。

この件を「さすがw」「強い」とツイートしている人を見ました。どういうことでしょうか?

現在アンチが多いからこそ味方でいてあげようとする気持ちは重々承知しているつもりです。

しかし、箕輪さんは強くないと思います。反省しているように見えないからです。

箕輪編集室のTwitterアカウントに毎回記事貼ってくる奴は間違いなくただの嫌がらせだと思うのですが(中の人いつもお疲れ様です😢)、私のタイムラインにはちゃんと真正面から批判している人もいらっしゃいました。

箕輪さんは、そのようなツイートを見て見ぬふりしています。ツイートに反応しろと言っているのではなく、反省している姿を少なくとも箕輪編集室の皆に見せるべきだと思います。(私はみの編内の箕輪さんのライブを見て、反省を感じられませんでした。)

本当に箕輪さんのことを応援しているのであれば、彼の起こしたハラスメントを非難してください。その上で、もう起きないよう見張り、正し、応援しましょうよ。

箕輪さんをただ嫌っている人へ

今回、箕輪さんを叩きたい気持ちはとてもわかります。でも箕輪編集室のことを悪く言うのはやめてください。みの編メンバーがつくりあげてきた、素敵なコミュニティです。

また箕輪さんのことが嫌いなのは勝手ですが、彼の編集した本を悪く言うのもやめてください。複数拝読しましたが、私は興味深く読了しました。したがって、少なくとも私はあなたの発言を不快に感じます。

もし本の内容にご批判があるのであれば、ご教授ください。非常に興味があるので、是非語り合いましょう。

フェミニストへ

もしかしたら、私がセクハラ騒動を契機にオンラインサロンから離れることを賞賛してくださるかもしれません。

しかしそれを他のメンバーに強要することはやめてください。面白いコンテンツがたくさんあって、素敵な仲間がいる、唯一無二のコミュニティなんです。

また、箕輪さん編集の本をもう買わないようにする方もいらっしゃるかと思います。私も、本来であればそうするべきだと思います。でも箕輪さんが編集する本は面白いです。だから私はこれからも本を買ったり、Twitterで感想を呟いたりもするかと思います。

きっと箕輪さんの近くにいらっしゃる方や箕輪編集室のメンバーが現状を改善してくださると思うので、どうかあたたかく見守っていただけませんでしょうか。

箕輪編集室運営陣にお願いしたいこと

恐らく、私と同じように何かを思っていても発言しない人はたくさんいると思います。なぜなら発言してしまうと、その後みの編に居にくくなるからです。ある種のパワーが既に働いています。
(だからみの編メンバーでこのnoteに共感したとしても、反応しなくて大丈夫です!読んでくださるだけで嬉しい!)

私は箕輪さんとお話したことがないので、私に叱る権利はありません。したがってお近くにいらっしゃる皆様、是非今回のことを重く受け止めていただけないでしょうか。(公にしていないだけで、既にそうしているかもしれませんが。とはいえ、近いからこそご本人には言いにくいですよね😢)

箕輪編集室内で同様のことが起こらないように、対策を考えていただきたいです。今は完全オンラインで、幸いなことにセクハラが起きにくい状況です。しかしながら、オフラインの日常は必ず戻ってきます。

その時に飲みの強要やホテルへ無理やり誘うなど、ハラスメントが起きてしまう可能性があります。

箕輪編集室の中でも特に、みの校生は一番弱い立場にあります。どうか意欲ある学生を守っていただけませんでしょうか。

運営陣の皆様にはハラスメントに対する知識をつけていただくと共に、対策案を明示していただければと思います。

最後に

男性厳禁のイベントや女性限定のチームがピンクピンクしているのをみると、ジェンダー感覚遅れているなと残念に思います。正直、もっと先進的なオンラインサロンかと期待していました。

また、イベント中に「女子フェミニストとかいないよね?」という発言がよくあります。まず前提として、フェミニストは女性だけではありません。

そして、フェミニストがいたら問題ですか?箕輪編集室にはフェミニストがいてはだめですか?

今回このnoteがどれだけの方に読まれるかわかりませんが、少なくとも私がイベントに参加すれば「フェミニストが来た」と陰で言われるでしょう。

でも、私そんなに変なこと言っていますか?フェミニストはおかしいですか?

何にしろ、居にくくなることは間違いないと思います。だからそのうち、しれっと退会します。

就活ハックも他のイベントも、出られて本当によかったです。もっとみの編で様々なことを学びたかったのですが、誰かが声をあげなければ社会は変わらないので。

長くなりましたが、「みずほを失ったなんて惜しいことをした」と言わせられるくらいに、成長したいと思います。

最後までお読みくださった方、長文にお付き合いいただきありがとうございました。

※本記事は所属団体や友人とは一切関係ない、私個人の気持ちです。

色々勉強したいので、是非おすすめの本を併せて教えてください!🙏