販売経験5年以上! 5万円の靴の売り方

こばです!
コンフォートシューズがメインですが

おかげさまで5年以上、お仕事で5万円以上の靴を販売してきました。

一度のお支払い最高額は25万円と5という数字に縁深いわたしですが、この度転機を迎えました。店の改革をして欲しい。というご依頼を受けたのです。

依頼主は靴屋さん。
わたしが店舗を持っていた頃に取り扱っていた商品(3-6万円)よりも
安い価格のラインナップで展開されている靴屋さんですが

販売が上手くいかない
お客様への提案が難しい
セールや割引をしないと販売に結びつかない


という事でお困りだそうでご相談頂きました。
ただ、これは本当に多い問題なのだろうなぁというのが第一印象です。

コロナや昨今の日本経済の疲弊によって
国民の財布のひもが固くなった、お金に余裕のない人が増えている
というのはニュースを見る度に痛感します。

また、昔では考えられないほど激安な靴が世に溢れています。
数千円はおろか、千円でお釣りのくる靴さえも存在するのです。

悪化の一途をたどる日本経済のさなか
靴が数千円で買える時代に、その10倍以上もする
高級靴を販売するのは本当に難しいと思います。

また、売れない原因や要因はそれだけではない気がします。
そもそも、数万円の靴をたくさん買った経験のある人が
そんなに多くいない!これが原因の一つだと思います。

ABCマートで5000円の靴を買い慣れている人が多いのです。
これは、ABCマートが悪い!という意味では決してありません!

多くの方はABCマートなどで5000円ぐらいの靴を買った経験が多いと思います。経験豊富なので5000円の靴を売る立場になった時、5000円の靴を販売する想像ができるし、ある程度再現もできます。

しかし、5万円の靴を売る接客を受けた経験って
どれくらいの人がいるのでしょうか?

一度ぐらいは受けたことがあるよ!という人はいると思いますが
定期的にそのような接客を受けた経験のある人は少ないように思うのです。

5万円の靴を売る接客を受け慣れていないので
5万円の靴を売る接客の再現ができないし、マネができない
5万円の靴を売りたいのに5000円の接客をしてしまう!
だから売れない!

というところが、今回のように良い値段で販売している新規参入した靴屋さんが直面しやすい問題だと思うのです。

だからといって従業員さんに定期的にそのような接客を受けれるように保証や補填をする会社はまずないと思いますし、比較的簿給な靴業界において毎月最低5万円の自己投資をするほどの人は少ないと思います。

かつてのわたしのように。


ただ、そんな時勢にあっても有り難いことに

5万円の靴を売って欲しい
3万円のインソールも追加して欲しい

というお客様がわたしには多くいてくださいます。
本当に嬉しいですね!

驚かれる事の多いこの接客のカラクリの一部を
このマニュアルで綴りたいと思います。

わたしの頭の中の整理とより良い接客の為というのが1番の目的ですが、改革を依頼されたお店の従業員さんにお渡しする用の資料でもあります。
ちょっとしたお裾分けです!

わたしは、義肢装具士から靴屋へと転身しましたが、その時は半ば叩き上げのような感じで上司に教わり、3年間以上一心不乱に高級靴の販売と接客を学びました。

その経験と実例をここに残します。

※ コンフォートシューズの販売が話のメインです ※

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