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足のアーチは作るより、立てる方が現実的。

こばです!

扁平足なので◯◯トレーニングで
アーチを作っています!
鍛えています!

などからはじまるご相談が最近多い印象です。

のっけから扁平足ってワードを出しましたが

扁平足ってなんだっけ?という方に簡単に説明すると
足の内側にある【土踏まず】が低下した状態です。

土踏まずは上がっていることで、上から力が掛かった時に
バネのようにビヨ~ンと撓んで力の分散をしてくれます!

でも、土踏まずが下がっていると、力が掛かっても
足でビヨ~ンできないので

・疲れやすい
・足が前に進みにくい
・血行不良で足先が冷たくなりやすい・・・など

様々な影響が出てきます。

扁平足2

ただ、勘違いされている方が多いのですが

土踏まずだけ、真下に低下するのは稀です。


その辺りをざっくりと解説します。
ここが分かると、どのような対策をすべきなのかが見えてくると思います。

扁平足に多い土踏まずの落ち方

まず、扁平足の方はこのように、足が内に傾いている方が多いです。

扁平足

というか、扁平足の変化に比例してこのような変化をします。

日本整形外科学会の【成人期扁平足】の診断項目によると
☆足が扁平化し、かかとが外を向くようになると後ろから
複数の足指が見えるようになります。

と記述されています。

画像3

参考文献はこちら
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/adult_period_flatfoot.html


極端な例になるのですが、このような状態です。

かかとが外を向いて、後ろから足指が複数見える状態。

画像4

画像からも分かるように、足が内側に傾いている状態を指します。

足の骨は全て、骨と骨とで繋がっているので
踵の骨が外を向いたら、隣り合う骨も同じように向きを変えます。

扁平足

ここで冷静に考えて欲しいのですが

足には体重がかかっています。
足は2本あるので、体重が半分ずつかかりやすい傾向にあります。

トレーニングでこの扁平足を改善するということは

☆体重の半分の重さを支えるだけでなく
・傾いた足を持ち上げ
・足を元の位置に戻す力を
・自然に出せている程度の筋力を得る

のがゴールになりますよね?

ただ、これって現実的でしょうか?


軽度であれば問題ないのかもしれませんが、
本当に悩んでいる人には、このような大きな力を生む出すのは
ちょっと厳しいのかなと思います。

扁平足は踵が外を向くことに起因します


つまり、対策をするのであれば

扁平足対策=踵が外を向かないようにする対策


が必要という図式が成り立ちます。
ですよね?

ですので、靴・インソールで外部的に踵をホールドし

・踵が外を向きすぎないように支えることが
扁平足で悩む方に、最も必要な対策になるのかなと思います。


足のアーチは鍛えて上げるより、支えて立たせる方が

現実的な対策なのかなぁと思います。

扁平足 インソール


インソールに関してはプロに見てもらうこと

が最も大事だと思います。

・インソールと足の相性
・インソールと靴の相性
・靴と足の相性

この3方良しではじめて効果を発揮するからです。

でも、市販のインソールでもFormthoticsはおすすめです!
土踏まずの持ち上げ位置を見てください。

結構後ろですよね?
でも、これだから良いんです!

足の傾きが出やすいのは、距骨下関節

つまり、内くるぶしの下辺りです。
内くるぶしの下って足でも割と後ろ側ですよね?

Formthoticsはここを支えるデザインですので、
扁平足の人におすすめしやすいです。

※上の扁平足でアーチサポート画像の距骨を見てください。
構造上、最も傾きが出やすいポイントなのが分かると思います。

画像7


ただ、優先順位をつけるのなら確実に

靴>>>>>>>>>>>インソール

足に合った靴だと、履いたらこの程度整いました。

足の傾きと服のすそ

ただ、足を鍛えるのは本当に大切です。


しっかりと動かして鍛えつつも支えてあげる!
どちらかだけではなく、両方の対策が大切です。

靴・インソールを送って頂くと調整もやっている。

こばでした!

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