父親
僕は自分の父親に未だ伝えたことのない
感謝を密かに強く感じている
かなわないくらい大きな心で
彼は僕を子供の頃から支えてくれてきていることを
僕は知っている
それは僕が反抗的であったときも
未熟で過ちを犯し続けていた時も
変わらなくあったのだと思う
子が親を超えることが一つの目標のように
世間はいうけれど、僕は必ずしも子が親を超える必要があるとはいえないと思う
それにどこにその判断基準があるのかも誰も知らない
あるとしたら他人の判断基準だけだ
でもそれは本質からズレている
それに人それぞれ輝く部分があり
父親には父親にしかない輝きがある
子は子の良さがあるのと同じように
だからそのまま輝いたままであってほしい
若い頃は僕は父をみくびったり、必要ないとまで言ったこともあった
しかし長い年月ともに
そんな風に言ってしまった自分に対して後ろめたさを覚えてる
僕は今、父親の背を見ては
どうやって人生の壁を乗り越えてきたのかと
学ぼうとしている自分がいる
父親の寛大なその姿にただただ
すごいなぁと感じるのだ
自分はそんな父親に少しでも近づいたのだろうか
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?