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【知っているようで知らない言葉】サブスクリプション型のビジネスを徹底解説

ここ数年でサブスクリプションという言葉をよく聞くようになったと思います。今現在、世の中にはサブスクリプション型のサービスが溢れています。

そんなサブスクリプションですがたくさんのメリットがあり、今後ビジネスをする上ではサブスクリプションを理解することは重要です。

今回はサブスクリプションが普及している背景とサブスクリプションのビジネスの作り方を紹介していきます。

売り物のサービス化

サブスクリプションが普及している理由は売り物がサービス化しているためです。

昔は売り物を一括購入し所有権を得ていましたが、今は売り物の利用権を継続支払で購入するように変わってきています。これが売り物のサービス化です。

例えば昔は音楽を聴くためにCDを購入していましたが、今ではCDを購入して音楽を聴く人は減りSpotify、Amazon Music、LINE Musicなどの月額型の音楽サービスで音楽を聴くことが主流となっています。

他にもカーシェアリング、自転車シェアリング、Microsoft Office、Adobeなど様々な商品がサービス化しサブスクリプションとして提供されています。

サブスクリプションビジネスの作り方

・ビジネスの種類

ビジネスには2種類あります。

1つはハリウッド型ビジネスです。このビジネスの特徴はハリウッド映画のように大金をかけてビジネスを作ることです。ビジネスが当たれば大儲けできますが、当たらなければ大損をしてしまいます。つまり高リスクなビジネスです。

もう1つはストック型ビジネスです。このビジネスの特徴は小さく始めて少しずつキャッシュポイントをストックを増やしていくビジネスのことです。小さく始めるため最初にあまりお金がかからないことから低リスクなビジネスです。

現代では低リスクで始められるストック型ビジネスが主流となっています。ストック型ビジネスをサブスクリプションで行っていくことが今後ビジネスで成功する鍵となります。ではサブスクリプションでやるべきことを紹介します。

・サブスクリプションビジネスでやるべきこと

どんな事業を作るにしても「事業企画」、「事業改善」、「市場獲得」、「収益維持」の4つのステップに分かれます。これをサブスクリプションビジネスでやる方法を解説します。

<事業企画・事業改善>

まず事業企画、事業改善です。ここで重要になることはMarket-inです。つまりとにかくマーケットに出すローンチファーストで事業をすることです。

そして完成品を売ろうとしなくて良いです。未完成のままでもマーケットに出し、日々お客様からのアイデアを受けて事業改善していくことが必要となります。そうすることでお客様の要求がリアルタイムで提供し続けられるようになります。

サブスクリプションでは会員数に応じて毎月の売り上げ予測が立てやすく安定しているため投資がしやすくなります。なので従来型の売切型のビジネスより事業改善のスピードが速くなるというメリットがあります。

<市場獲得>

次に市場獲得です。ここで重要になるのが①価格優位性 ②製品クオリティの優位性 ③心理的な優位性です。

まず価格優位性では利益率を保ったまま価格を下げることが重要になります。利益率は維持し、価格を下げるというのは矛盾しているように聞こえますが可能です。これを実現させるのが規模の経済性です。規模の経済性とは仕入れる量に応じて仕入れ価格が下がることです。例えば毎月10樽ビールを買う業者と毎月100樽賈う業者では仕入れ価格が異なることです。仕入れを増やすとこで経費を減らし利益率を維持することができます。

次に製品クオリティの優位性では体験を売っていくことが重要になります。サブスクリプションには補充型、アクセス型、レンタル型、パーソナライズ型があります。補充型は日用品などの定期便サブスクリプションでAmazon定期おトク便などがあります。アクセス型は利用権利のサブスクリプションでAdobeなどがあります。レンタル型はレンタルのサブスクリプションで家電レンタルサービスなどがあります。パーソナライズ型は改善型のサブスクリプションであることです。お客様の意見を取り入れて日々改善していくことが特徴です。サブスクリプションで事業をする際はパーソナライズ型で行い、日々製品を改善していくことで製品のクオリティを上げていき、製品に優位性を出すようにしてください。

最後に心理的な優位性では従業員をどれだけ幸せにできるかが重要になります。サブスクリプションの事業ではお客様との関係性が売り上げに直結します。なのでお客様との関係性を上げるために徹底的な意見反映を行います。お客様との関係性が向上すると従業員の満足度も上昇します。つまりお客様だけではなく、従業員を幸せにすることが重要なのです。

<収益維持>

収益維持のためのサブスクリプション導入方法は1円or無料体験を提供することです。時間、顧客タイプ、人数、機能などを限定して提供します。例えば 「飲み放題 初月限定1円」、「学生無料」、「1人目無料」、「使える機能の限定」などです。

はじめに破格の値段で提供してお客様を驚かせます。そして少額でもいいのでクレジットカードを切ってもらうことが重要です。

まとめ

商品やサービスは所有する時代から利用する時代に変化しています。そんな時代にあったビジネスモデルがサブスクリプションです。

事業を作るには「事業計画」、「事業改善」、「市場獲得」、「収益維持」の4つのステップに分かれますがこれはサブスクリプションも同じです。しかし各ステップでやるべきことは従来のビジネスモデルと大きく異なります。そこを理解することがサブスクリプションビジネスでの成功の鍵です。

今後、事業を作ろうと思っている方は一度サブスクリプション型もビジネスモデルを検討してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。