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エストニア・カナダ遠征

こんにちは、こんばんは。
あっというまに帰ってきてから2週間。なんかめちゃめちゃドッタバタしていて、気づいたら2週間経っていました。

カーリング指導、トレーニング、保育園申し込み、合宿の事後処理、期日前投票、カレンダー発送、取材、あと育児。

ブンシンシタイ。
良かった、カナダ遠征の間1ヶ月にしてて…となりましたとさ。

はやく早く行きたい時に限って、
ベビーカー乗ってくれない


というわけで、ちょっと落ち着いたので振り返りです。


9th Tallinn Mixed Doubles International🇪🇪

3シートのリンクです

最初の大会はエストニアでした。今季はオリンピックを意識してヨーロッパに行く機会をねじ込んだ結果、最初にエストニアに行くことになりました。ちなみに4月にはラトビアに行きました。チームでは2回目のヨーロッパ遠征です。

目的は大きく分けて3つ。
1つ目は対戦経験のないヨーロッパのチームと対戦すること。
世界選手権の経験がない私たちは、ヨーロッパのチームとの対戦経験が少ないです。しかし世界選手権では欧州のチームが約半分。直接試合をしたかったらヨーロッパに行った方が試合できます。
カナダで大会を回った方が効率良くポイントが取れるため、これまでの遠征はカナダがメインでした。現行の強化方法では、カナダ遠征を多くするのが限られた資金の中ではベターですし、それは今年も変わりません。平たく言うとお金はかかるがより強いチームとの対戦経験を獲得しにいったような形です。

2つ目は時差調整の練習です。
オリンピックが開催されるイタリアは、エストニアとタイムゾーンが1時間違いなので、ちょうどいい場所でした。本当はイタリアの大会出たいんですけどね、そう上手く大会もあるわけではないので、今回はエストニアでした。

3つ目は小笠原コーチと一緒に時間を過ごしてみるというところです。
皆さんご存知小笠原コーチは、近年世界ミックスダブルスカーリング選手権に日本のコーチとして帯同していらっしゃいます。私は対戦相手であった「北海道銀行のスキップ」としての小笠原歩さんと関わった時間の方が長いです。勝った時のことを考えて、できれば世界選手権やオリンピックなどの大舞台の前に1回か2回は本番前に練習したいな、というのは前から考えていました。強化A指定になったので満を持して、遠征帯同をお願いしてみたところ、快く受けてくださいました。

タリンの空港にて、
お手製ウェルカムボードを作って待っていてくれました
絵心ある、おちゃめな人です

大会結果

結果は3勝2敗で予選8位で敗退となりました。3シートならではのレギュレーションで、7チームが予選を通過できるルール(なぜなら3シートだから!)でしたが、DSCの総計が9cm負けていたため、残念ながら予選敗退でした。

今回は試合結果よりも得られたものがたくさんあったのでそちらにフォーカスしたいと思います。

得られたもの

まず、私たちは初日の2試合目、ルンニン/ブレンドゥン🇳🇴が一番の山だと思っていました。全然違いました。全部めっちゃしんどかったです。こんなにラストロックまで試合してた大会、たぶんこれまで無かったです。
レベルの高い大会でしたし、ヨーロッパのチームがランキングよりも強いというのは今までの4人制の経験からもわかっていましたが、ミックスダブルスの方がよりそれを強く感じました。個の強さを発揮するのがどのチームも上手かったですし、違うスタイルの戦い方を見せてもらった気持ちでした。というのも、とにかく男子のスイープが強い。そして粘り強い。試合の最後まで、あるいは連戦の後半でも変わらず掃き続けて石をスイープで持ってきます。
あの戦い方はすごく強いけど、ちょっと私には難しいな、とも感じました。掃きまくって持ってくるのも置きたい位置に置くためのアプローチの1つです。そもそも体格が違いすぎて、パワーで勝負するのは難しい。でもカーリングはそれだけで勝てるスポーツでもないです。
これから自分たちが伸ばせるところ、自分たちが勝負できるところ、自分たちの良さって何だろう?と改めて考える機会になりました。負けましたが、行ってよかったです。

ちなみに時差調整は大失敗しました。特に2日目の夕方は外で立ちながら寝そうでした。以前ラトビアに行った時とフライトの時間が違ったからかもしれません。というわけで結果は得られませんでしたが、失敗という経験は得られました。成功した時と失敗した時があると、比較ができます。次に活かします。

ペットボトルの水なら大丈夫だろうと思っていたら、見事にお腹を壊した失敗も付け加えておきましょう。もともとお腹激弱ですが、水道水じゃないなら大丈夫だと思っていました。選び方、難しかったです。

とりあえずこのあたりがエストニアで得た収穫です。

最終日は時間ができてしまったので、5kmくらい歩きまわって旧市街を散策しました。

見晴らしがいい。
ということはつまり、めちゃめちゃ登りました。

バルト三国豆知識としては、ラトビアもエストニアもBoltという配車アプリがとても便利です。今回はこれか徒歩かでずっと移動していました。
タリンでは、配車したら基本5分以内くらいには車来ていました。

さて、書きすぎたからあと1大会で1回切ろうかなと思います。


Mixed Doubles Super Series Calgary


エストニアからカナダに移動してきました。エストニアで小笠原コーチとは別れて、カナダに直接入った青木コーチと高橋トレーナー、そして私の娘とその保護者の私の母です。

入国の準備が大変だった話はこちらをご覧ください。


カルガリーで合流しました
Edamame食べてご満悦の娘

今季の長期遠征では、サブ目標がありました。それは遠征中もトレーニングを続けることです。
昨季は予想外に勝ちすぎて試合数がずっとMAXだったため、大会と大会の間の過ごし方が難しくトレーニングがほとんどできませんでした。結果、遠征行って筋量がとても下がって帰ってきました。
ある程度は仕方ありませんが、シーズンの後半までパフォーマンスを保つためには、ここのタイミングでの維持はしておきたいところです。

カルガリーマスターのロコソラーレ知那美選手に
おすすめジム教えてもらいました。

カルガリーまではロングフライトでしたので、タリン▶カルガリーの大会間は1回自重トレーニングと1回ジムへ行ってトレーニングを行えました。

ここからの大会の目標はシンプルです。とにかく1ポイントでも多くポイントを獲得すること。

大会結果

予選5勝1敗で全体の3位で予選を通過しました。ウォーカー/マイヤース🇨🇦にちょっと嫌な負け方しましたが、引きずらずに予選を戦えたのは良かったです。全体的に混戦模様で、この大会に全勝はなく、一番勝利数が多かったのは5勝1敗でそれが3チームでした。(小穴・青木、松村・谷田、カルドベー/リル)

決勝トーナメントは、タイブレークがなかったため準々決勝が土曜日の夜に行われ、勝ちました。準決勝は今季好調なカルドベー/リル🇪🇪(怪我で先週の大会を途中棄権しているみたいで、少し心配です)で、あの試合は完全に相手ペースでした。

というわけで、ベスト4でこの大会は終了しました。

ポイントを獲得するという点では、最低限はクリアしたかなと思います。

長くなってきたのでこのあたりで一旦終了。終わらない終わらない。

おまけ1

青木さんとデート(散歩)してきた娘
青木さん、いつもありがとうございます

おまけ2

みんなで歩いた日もありました
娘はたぶん全部で1kmくらいは自分の足で歩いたはず

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