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経済活動-再稼働

緊急事態宣言の解除から20日が過ぎ、交流も徐々戻りつつある。
JR浜松駅も、キャリーバック姿のビジネスマンが見られるようになってきた。
コロナでの経済停滞を見据え、静岡県内の企業も融資を受けたわけで、静岡県信用保証協会の保証債務残高を見ると、2021 年 3 月末の残高は 1兆 3,951.8 億円と前年比の約2となった。表1のように、直近の 2021年 9 月末の残高も 2021 年 3 月末の残高とほとんど変わっていない。

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コロナ対策の緊急融資で、静岡県信用保証協会の
■1.保証債務残高の「増加が」大きい業種
不動産業:270.5%
サービス業:229.9%
飲食店:221.2%

■2.保証債務の「残高が」多い業種
製造業 4,045 億円(27,971 件)
建設業 3,319億円(32,723 件)
サービス業 1,867 億円(19,497 件)
卸売業 1,672 億円(11,616 件)
小売業 1,514億円(15,438 件)

第6波の心配はあるものの、感染が収束し経済活動が再稼働してきた時に、これらの資金をどのように活用していくか、各企業は、今からその見通しを立てておくことが大変重要である。

資金が入っている業種は、借入残高が2.7倍となった不動産業や、借入残高が多い建設業で、個人の住宅需要や企業の設備投資など需要の掘り起こしを期待したい。借入残高が2.2倍になった飲食店については、皆、コロナ疲れしているので、第6波が無い事を祈りたい。
借入残高が最も多い製造業の再稼働も期待したい(コロナ禍の自粛で控えていた需要の顕在化など。ただ、世界的な半導体不足による生産活動の停滞はマイナス要因)。

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