見出し画像

【鑑賞記録】生まれて初めてタイタニックを観てみた

この世に生を受けてから何十年。生きている中で名作と呼ばれる映画やその時々で人気を博した映画にも多く出会った。病みに病んだ大学一年時の夏休みにTSUTAYAとバイト先と家を往復する日々を送って以来、おおよそ有名どころの映画は見終えた感があるが、何故か手を出したことがなかった不朽の名作にいよいよ手を出してみた。

不朽の名作:タイタニック

そう。老若男女問わず誰しもがその名とおおよその何となくの結末を知っているであろう作品。それがタイタニックだ。

不朽の名作、タイタニック

ターミネーターやランボー、最近だとアバターといった作品を手掛けたジェームズキャメロン監督の代表作で、実際に1912年に起きた沈没事故をモチーフに作られた作品だ。
また船に乗ったら誰かしらが真似をして写真を撮るあのシーンなんかも有名な所だろう(最近の子はもうやらない?もしかして古い?)。

25周年を記念し、3Dリメイク版が劇場で公開

そんな名作が公開25周年を記念し、3Dリメイク版として期間限定で劇場公開されることに。今まで幾度となく金曜ロードショーで放送されてきた作品だが、今まで手を出さなかったのはこの劇場公開を見越してのことだった(大嘘)。

あらすじ(観たことがある人だけ読んで)

画家志望の若き青年、ジャックは運良く夢の豪華客船、タイタニック号への乗船チケットを得た。一方で上流階級の娘、ローズは政略結婚への不満を抱えながらタイタニック号へと乗り込んだ。身分違いで本来なら交わることなかったはずの2人だが、ローズが自らの身を投げようとしていた所をジャックが救ったことから、2人の距離は近づいていく。

ローズの母親からの政略結婚への圧や、婚約者であるホックリーからの容赦ない妨害を受ける中でも愛を深めていった2人だが、幸せの絶頂の中でタイタニック号は氷山に衝突してしまう。

船内に水が流れ込み、沈没までに残された時間は2時間も無い状態で、ジャックはホックリーに嵌められて無実の罪で手錠をかけられてしまう。捕らえられたジャックのいる部屋にも水が流れ込む中、ローズはジャックを救うために奔走する。

何とか窮地を脱した2人。その後脱出するチャンスがあったローズだが、ジャックと共に生き延びることを選択するのである。

沈むタイタニック号、多くの乗客が流され、命を落とす中、2人は何とか瓦礫にしがみつき、極寒の海の中で救助を待った。生きることを諦めそうになるローズに対し、ジャックは生きることを諦めるなと懇願する。ローズはその言葉を胸に諦めない気持ちを抱え、いよいよ救助が来たが、その時にはもう既にジャックの命は無かったのである。

感想:誰しもが感じる満足感の要因とは?

率直に、今まで観てこなくて良かったと心底思った。なぜなら初めて観る感動を劇場で味わうことができたからだ。
平日にも関わらず、久しぶりに満員となった姿を見たスクリーン内。エンディングにかけて周りからは鼻をすする音が聞こえ、照明が点灯してからは「本当に良かった…」という声が多く聞こえる。
スクリーン内には老若男女問わず様々な人がいたが、一様に満足感を与えることができる映画は果たしてこの世に何本あるのだろうか。その数少ないであろう作品のうちの1つが、このタイタニックという作品なのだと思った。

この満足感の要因は果たして何なのだろうか。
それはトップガンのマーベリックを見た際にも思ったことだが、名作には感動、恋愛、迫力、ハラハラ、ヒューマン性…といった見どころが存分に盛り込まれている点なのではないかと思う。

勿論、ただ詰め込めば良いという訳ではないはず。
迫力やハラハラする展開を生み出すには、撮影の技術や脚本の構成が重要であると思うし、恋愛やヒューマン性の部分は緻密な心の機微を描くことができないと見る側の気持ちを冷ましてしまう。そういった各方面でのこだわりをレベル高く作り上げることができた作品が、後に名作になるのかなと思ったりする。

最後に:何度目でも映画館で観るべし

今回、私は初めて観た感動を伝えたが、横で観ていたパートナーは「何度も観ても良いし、映画館で観れる感動は凄い」と言っていた。

普段観ないので酔ってしまうのでは?と思っていた3Dに関しても、比較的冒頭から違和感なく観ることができ、映画館で観る醍醐味の1つでもある迫力を生み出すのに一役買っていた。

公開期間は2週間ということで短く、且つチケットも早めに買わないと売り切れてしまうので、そこだけが難点。気になっている方は早めに見に行って欲しいなと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?