【腹打ち】練習解説【ボクシング】
おはようございます。
日本2階級制覇、現役プロボクサー小原佳太です。
今回の記事ではSNSで公開している小原佳太の拳闘理論、を【なぜ腹打ちをするのか】を解説します。
腹打ちトレーニング
今回の記事では、見るのは大好きでも受けるのは大嫌い【腹打ちトレーニング】を行う理由を説明します。
こちらが実際の映像。
僕は前戦、2023.4.8.WBO-APウェルター級タイトルマッチに向けて、
ボディをもらう可能性がある
と思い、耐えられるよう練習に腹打ちを取り入れました。
その腹打ちトレーニングを行う理由を説明します。
僕自身ボディが弱いわけではなく、ボディを受けない距離で戦うスタイルなため日頃の練習では行いませんが、前回の試合では相手の長所と戦術を考慮して負けない可能性を上げるために腹打ちトレーニングを行いました。
なぜ腹打ちを行うのか?
なぜ腹打ちトレーニングを行うのか?ですが、僕の考えは筋肉が薄く、衝撃を受けやすい肝臓とミゾオチを打たれても耐えられる精神力をつけるためです。
そんな簡単に?
と思われますが、初めて受けた衝撃には耐えられないことも一度経験した痛みには耐性がつきます。
例えば初めて5kmを走って限界でも、何度か走っているうちに慣れませんか?
初めて食べたとても美味しい食べ物も、2度目以降は感動が薄れませんか?
キックボクサーや空手家がローキックでバット折りませんか?
ほんの少し、少しでも耐えられる可能性を上げるために倒れるまで叩かれる練習が勝つには大切。
試合結果
2023.4.8.の試合は上記で行った腹打ちトレーニングのかいなく3Rにボディブローで倒されてフットワークを使えなくなり、その後に右ストレートを受けて豪快に倒され負けました。
いくら耐える練習しても相手の力とタイミングで倒れてしまうのがボディブロー。
ただ、反省点としては今回の腹打ちトレーニングでミゾオチにだけパンチを受けていて、倒されたのは肝臓打ち。
つまり、レバーショットを耐えられるよう練習するべきでした。
いくら耐える練習しても結果に繋がるとは限りませんが少しでも勝つ可能性を上げることで勝敗への恐怖は減り、結果に繋がると考えています。
他の解説
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僕の知識がボクシングが好きな人に届きますように。