メタ認知とメンタルモデル
メタへのいざない
メタデータという言葉を昔聞いたときに、最初は全く理解できませんでした。正直メタモンくらいしか僕の辞書には類似の言葉がなかった。
Wikipediaの説明を見ても、
メタデータ(metadata)、メタ情報とは、メタなデータ、すなわちデータについてのデータという意味で、あるデータが付随して持つそのデータ自身についての付加的なデータを指す。
頭から頭痛がする、的な再帰的表現になっていて全く優しくなかった。
メタ認知
この間、ZOZO田端さんの投稿で知った清原さんという方が、頭が良いとは何かを紐解いていて、とても腑に落ちた。
そこに出てくるメタ認知という聞き慣れない言葉。
本当に頭のいい人は、ただ単に知識が豊富な人ではなく、高次元の思考ができる人だと感じました。頭のいい人は、具体と抽象の間を自由気ままに行き来していたり、パターン化が上手かったり、構造化が上手い。まさに「一を聞いて十を知る」ことのできる人です。今まで遭遇してきたものを構造化して理解しているので、いざ自分の知らないことに出会っても、それに照らし合わせて、すぐに理解できるのです。その能力は言い換えると、「メタ認知ができる人」と言えます。
いや、まさにこういう人だなあと思います。頭が良いって。
自分は抽象的なことを理解するのが苦手な傾向にあるので、具体と抽象の間を行き来して類似のパターンから新しいモデルを構築し、理解を深めるといったことがそう簡単にはできません。
ただし、時々出来る時があるんです。なので、それがどういう理由で出来ているのかがわかれば、まだその上位数%のツワモノ達と戦える望みがあるということになります。
自分のメタ認知の特徴・癖
英語の5文型
昔取った杵柄なのか、比較的言語が得意な方ではあります。
もとはといえば勘やセンスと言われる非体系的な指標に頼って20年近く生きてきたんですが、浪人時代のときは代ゼミの富田先生の授業をとって、ひたすら体系的に文法をやってました。
その時は意識してませんでしたが、既に英語で型が出来ているので他の言語でも応用が効きました。これが自分の強みであり、プログラム言語もこの延長で理解が比較的スムーズに出来ているのではないかと思われます。
ツール
新しもの好きなので、いろんなデザインツールが出たらとりあえず触ってみるということをやっています。その結果、ことプロトタイピングツールに関しては、メジャーどころ全て触っていたので、初見で設計思想がつかめてどこをどう動かすべきなのかがわかるようになっていました。
この「設計思想がつかめてどこをどう動かせばいい」と言うのはおそらくメンタルモデルとしてMVCでいうModelと理解しているので、多少のUIの違いは誤差程度で吸収できるのだと思います。
このおかげでUI設計の話も比較的抵抗なく理解できている気がします。
番外編: 高校の無機化学と大学の線形代数
高校1年生のときの化学の確か期末テストでクラスで一番を取ったことがある。また大学の線形代数でも、自分の中で変なルールを編み出して、こうやったら解けるという解法を見つけたときがあった。(その解法は後に不完全であることが判明。テストにて大ゴケした)
この2つに共通していたのは、記号をプロトコルに使うことで答えが一意に決まるところだったのではないかと思う。つまり高次元の抽象化がすでに行われていたので、メタ認知をしやすい状態になっていただけなのである。
まとめ
今回自分の癖と初めて向き合って、どうすれば自分の土壌で戦えるかが少しわかった気がした。自分は、
条件:
・オブジェクトの記号化ができ
・オブジェクト同士の関係性のルール化ができ
・それを平面ビジュアル(メンタルモデル)に落とし込むことができれば
具体と抽象の間を行き来して類似のパターンから新しいモデルを構築し、理解を深めることができるのではないか、と言う仮説にまで辿り着きました。
まだ走り書きの段階なので、今後も記事のアップデートを続けてもっとわかりやすく伝えれるように整理していきたいと思います。
また、メタ認知の特徴や癖についてもいろんな方のお話聞いてみたいので、よろしければコメントにてお願いします!
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