ぼーっとしたアタマの冴えてるところ:考えるばかりが脳じゃない

私たちは日々、仕事や家事、勉強など様々な用事に追われ、常に頭を働かせています。しかし、時には頭がぼーっとして、いつもようにはっきりと考えられない日もあるものです。今日、私もそんな一日を過ごしました。

調子のいい日なら、アイディアが浮かび、言葉も出てくるのですが、今日は違いました。頭の中はもやがかかったように曖昧で、考えがまとまりません。最初は焦りましたが、ふと周りを見渡すと、いつもより空間がリアルに感じられることに気づきました。

ショッピングモールの屋上駐車場の上にひろがる夕暮れの空、その空に響いていく街の低い音。普段は見過ごしていた身の回りの情景が、鮮やかに目に飛び込んできます。頭で考えることから少し離れたとき、感覚的に世界を捉える脳の領域が冴えわたっているのかもしれません。

言葉では表現しきれない、生命の息吹や自然の美しさ。そういったものを感じ取る力は、言語的思考とは異なる脳の働きなのでしょう。頭がぼんやりする日は、そんな非言語的な感性を磨くチャンスなのかもしれません。

私はこの経験から、頭がすっきりしない日も、脳にとって大切な休息なのだと感じました。常に効率を追い求めるのではなく、時にはぼんやりと過ごす時間も必要です。そんな日があるからこそ、新しい視点やアイデアが生まれるのかもしれません。

頭がぼーっとする日を無駄だと嘆くのではなく、言葉以外の感覚を研ぎ澄ませる機会として大切にしたいと思います。私たちの脳は、まだまだ未知の可能性を秘めているはずですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?