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愛するということーアラサー男子の語り

愛とか30歳独身男性が語るにはいささか痛々しいものがある気がしますが、久々によんで胸熱になりました。まぁ、こんなこと書いているというのは当然、遅くまでバーにいたわけです。二日酔い気味です。

座右の銘書というと、学生の頃からとてもエーリッヒ・フロムの『愛するということ』が好きだったりします。以下、同書より、好きな箇所を抽出してみます。

「愛とは信念の行為であり、わずかな信念しか持っていない人は、わずかしか愛することができない。」
「信念をもつには勇気がいる。勇気とはあえて危険をおかす能力であり、苦痛や失望をも受け入れる覚悟である。愛されるには、そして愛するには、勇気が必要だ。」

どんな信念を自分が持つか。その信念を、誰かとかに継続的に与えることが愛という行為なのかなと思います。目の前の欲望を超えた何かが、きっと愛というものにはあると思います。

そして、フロムは何より「愛とは、人間の意志から生まれ出てくるもの」と説いているように思います。だからこそ、先天的な要因ではなく「その人の選択そのもの」が、愛になるのだ、と。

だから、僕は思うのです。自分の大事にしたいものはなにか、ちゃんと知ることが大事なんじゃないかと。

僕の考え方の軸には、「暖かい心と冷静な頭脳を」というものがあります。(※)困っている人がいるなら共感したいし、それをどうしたらいいか、一緒に考えたいのです。

上から物事を押し付けるのではなく、かといって、卑屈になって何も言わざるという状況になるのでもない。ともに何か、小さなことでも一緒に進んでいける。そんな関係って素敵ですよね。

さて、愛してるぜ世界。

(※)もとはケインズの師、マーシャルのことばからです。

(この記事は、筆者が過去にFB上で限定公開していたものをアーカイブとして公開したものです。)

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