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雨のロンドンを適当に歩き回ったら大英博物館とバッキンガム宮殿にたどり着いた話(HKO第37話)

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2015/9/21 Mon 昼 イギリス ロンドン


 雨のロンドンを随分と歩き回りました。

 この日は世界4大ファッションショーのロンドンコレクションが開催されていたので、中に入れないにしても、とりあえず会場だけ見てみたいと思い行ってみたのですが、どうも直前に会場が変更になったらしくお祭りな雰囲気は一切感じられませんでした。

 肩透かしを受け、会場だったはずの建物「サマセットハウス」をうろついて、外に出て適当に歩いていると何やら人が多い所に出ました。オフィス街のようです。

 ぼくが歩いた所は東京丸の内のように高層ビルが林立する様相ではなく、高くても6階ぐらいの石造りの建物が並ぶ、歩くだけで楽しい街並みでした。

 午後4時、日本時間での午前0時を迎えたとき、私は一つ歳を重ねました。

 実は日本時間ではこの日がぼくの31回目の誕生日だったのです。歩いているときは街並みが楽しすぎてすっかり忘れてましたが、ロンドンで迎えることができて幸せでした。

 その後歩き続け、目の前に現れた巨大な宮殿のような建物が、かの有名な大英博物館。適当に歩いて見つけるなんて運が良かったです。

 中にはロゼッタストーンなどもあるそうですが、入館したら確実に飛行機を逃すことになりますので渋々立ち去りました。

 その後バッキンガム宮殿まで歩いていき、有名な赤い服の衛兵の立ち姿、思ったほど豪華でない宮殿、逆に豪華な門、宮殿前の公園を闊歩するアヒルやリス、ジョギングする現地の人などを見ながら名残惜しくも地下鉄に乗り、ロンドンの街に別れを告げました。

 帰宅ラッシュに若干被ったのか、社内にはビジネスマン調の人が何人もいます。

 新聞を読んでいる人がとても多く、世界的都市であり続ける理由の一端を見た気がしました。いままでヨーロッパ移動してて、社内で新聞読んでる人なんて初めて見ました。

 帰りの電車の中でお土産を買わなきゃいけないことを突如思い出し、慌ててスマホで検索しました。

 ぼくはお菓子は全然詳しくないんですが、どうやら日本でも人気のイギリス土産のクッキーがあるらしく、慌ててお土産店に走り込み買いました。ちなみに、ぼくはここで初めて、自分でバーコード呼んで無人のレジでお金を払う、いわゆるセルフレジを初めて体験しました。

 その後立ち止まることもなく急いで保安検査場に向かいましたが、時間ないのに荷物検査でなぜか再検査され、ダッシュで帰りの飛行機に飛び込みました。

…もっとゆっくりしたかった。

(つづく)

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