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時計巡りと『仁義なき戦い』

昨日は会社帰りに夫とデート。松屋銀座の催事場でやっている、アンティークウォッチ市に行ってきた。
以前に一度行ったことがあって、その時は何かあれば買いたいと思っていたから、かなり真剣に隅から隅まで見ていた。今回は単純にヴィンテージの時計を楽しむため、特に買うものもないから心にも余裕を持って見れた気がする。

やっぱりロレックス、オメガ、IWCが多め。男性向けの催事だからか、カルティエがほとんどなかった。あれば試したかったのにな。残念。
インターなんか特にそうだけれど、断然現行品よりも昔のデザインが好き! クラシックでシンプルな盤面やベゼルにとても惹かれる。どこも復刻版を出したらいいのにと思う。限定品じゃなくてね。

パテックやヴァシュロンも、ものによっては破格で売っていたりするから、ふらっと寄ってつい買っちゃうお父さんっているだろうなぁ……。無金利ローンが使えるから、奥さんに内緒で買っていく方も多いらしい。店員さん談。

帰って夕飯を食べてから、映画を観た。夫が『静かなるドン』の漫画を読んでいるから、そのつながりで『新仁義なき戦い』。新も何も、前作を観たことがなかったから大丈夫かなと思ったけれど、全然問題なかった。画がすごく迫力があってどのシーンも構図がすごくステキ。映画を見ている、という感じがした。オープニングの作りも、今見てもセンスがよくて。もっと早く観ておけばよかったな。
私、ヤクザ関係の作品ってあまり好きじゃない。それはヤクザを美化したものが多いからなんだよね。悪を倒す、人情に厚い正義のヤクザって完全にファンタジー。現実に近いファンタジーのバランスって好きじゃないんだ。
仁義なき戦いがいいなと感じた点は、その美化を排除しているところだなぁ。アウトレイジじゃないけれど、全員悪人ではある。暴力や銃撃戦も容赦ない。いろいろと生々しい。でも、だからこそ仕立て上げられた正義のヒーローがいないところが、すごくいいなと思った。

あと、若かりし頃の菅原文太と松方弘樹がめちゃカッコイイ。

Main Photo by noor Younis - Unsplash


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