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朝食はなるべくしっかり食べたいというはなし



こんにちは。管理栄養士×パーソナルトレーナーの木村圭吾です。

けっこういますよね。朝食を食べない人。

わかります。朝は眠いし時間がないし食欲もないですよね。
中には朝食を食べるとだるくなる、お腹が痛くなるなんて方もいるでしょうう。ダイエットのために朝食を抜いているのかもしれません。



わかります。わかりますが、どうやら朝食は食べたほうがいいようです。

だるくなったり、お腹が痛くなったりというのは普段の食生活に問題がないか疑ったほうがいいでしょう。ダイエットのために朝食を抜くのは逆効果です。
これらの問題をなんとか解決してでも朝食は食べたほうがいいのです。



しかもある程度しっかり食べたほうが良さそうということが実験や調査によって明らかになっています。今回はそんな朝食のメリットについてお伝えしていきます。






1.実験「一日のカロリーと糖質が同じで、最大ボリュームが朝のときと夜のときを比べる」



朝食を抜くと次に昼食で血糖値が跳ね上がります。その結果、脂肪の合成や眠気につながります。長い目でみると膵臓の負担(糖尿病の原因)を蓄積させることになってしまうのです。ですので朝食を食べないという選択肢はないのですが、朝食を食べた場合にもその量によって差が出るようです。

実験では18人の糖尿病患者の一日の総カロリー糖質量を同じにして、それを2つのグループに分けました。
A:朝にもっとも多くの食事を取るグループ
B:夜にもっとも多くの食事を取るグループ

一日のカロリーと糖質の量が同じなのだから2つのグループに差はなさそうですが。実験結果はそうではなかったようです。



結果、Aグループに比べてBグループは一日中血糖値が高い状態になっていたそうです。

Aグループは朝食のボリュームが多いので一時的に血糖値は上がりますが、昼食までには朝食前程度の血糖値に戻りました。夕食に関しても同じだったようです。

これに対しBグループは朝食後上がった血糖値が昼食までに下がりきらず、昼食を食べることによって更に血糖値が上昇し、最大ボリュームの夕食を食べることによってまた血糖値が上がるというものでした。



ここから言えることは朝食のボリュームが少ないと血糖値、ひいては血管や膵臓の負担になります。

この実験では糖尿病患者に協力してもらっているので健康な人よりも極端な結果が出たと言えますが、やはり朝食はある程度しっかり食べたほうが良さそうだということがわかります。






2.調査「朝昼晩それぞれどのくらい野菜を食べているのか」



厚生労働省によるとそれぞれの平均は

朝…52.9g
昼…70.0g
夜…157.2g

だったそうです。



野菜は一日350g食べましょうと言われていますが、この調査結果の量を合計してもそこには届きません。つまり1食でも欠けると更に350g達成が遠のきます。

なので朝食を食べなかったり、サプリメントにしたり、菓子パンにしたり…というのはもってのほかですし、食べるならできるだけちゃんと食べるべきなのです。






3.まとめ



朝食は

・食べないなんてもってのほか
・できるだけしっかり食べる

この2点が大事なようです。



食欲がない人は起きてすぐに食べものを口にしようとしていませんか?
朝食べるとだるくなる人は糖質や脂質に偏った食事になっていませんか?
眠くなる人は菓子パンのように甘いものを朝食にしていませんか?
お腹が痛くなる人は腸内環境を良好に保つように努めていますか?

これらにしっかりと目を向けたら、あとは眠気に打ち勝つだけです(これが一番大変そうですが…)ぜひ朝食を食べるようにしてみてください!



腸内環境についてまとめた記事はこちら。




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