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塩分取りすぎてない?夏に必要な塩は何グラム?



こんにちは。管理栄養士×パーソナルトレーナーの木村圭吾です。

夏!暑いですね~、めっちゃ汗かきますね!

毎年夏になると「熱中症対策にミネラルを!」なんてことがしきりに言われたりしますが、何をどのくらい取ればいいのかって実際のところよく分からないですよね。

とりあえず塩分補給!みたいなのはよく聞きますが。



そこで今回の記事では、汗って具体的にどんな成分なのか、対策としてはどんなことが必要なのかを説明していきます。







1.汗の成分は?



汗で失われるの成分にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などが主要なものとして挙げられます。
これらが大量に失われると浸透圧が低下し、筋肉が痛くなったり痙攣したりする「筋痙攣」を引き起こす可能性があります。

1リットルの汗をかいたとして、ナトリウムは0.9g、カリウムは0.2g、カルシウムは15㎎、マグネシウムは13㎎、鉄は1㎎が身体から出ていきます。
ナトリウムは塩分のことと考えてOKです。この数値(0.9)に2.54を掛けると塩分相当量が分かります。計算すると汗1リットルで2.29gの塩分が失われていることになります。

余談ですが、スーパーやコンビニで何か食品を買うときに成分表を見ると塩分ではなくてナトリウム表記になっていることがありますね。
塩分よりナトリウムのほうが数値が小さくなるので健康っぽいからですかね?
そんな商品に出会ったら2.54を掛けてください。



汗1リットルはかなりの量に感じますが、夏場の運動では簡単に身体から出て行ってしまう量です。
普段から塩分の高いものを食べる習慣があるような人は大丈夫ですが、塩分に気を使っている人、ある程度カロリーを制限している人は頭に留めておいてくださいね。

それに短い時間でたくさん汗をかくとより多くのミネラルが失われますから、水分の補給には気をつけたいところです。






2.ナトリウム不足の他にも気をつけることは



汗によって失われる他のミネラルは微量ではありますが気をつけたほうがいいこともあるでしょう。

ミネラルというものは、ある程度の量が常に体の中に貯蔵されています。なので一日栄養が不足した日があったり、一日ものすごくたくさん運動したりなんてことがあったとしてもすぐに空になることはありません。本来なら。

慢性的にミネラルが不足している人であれば貯蔵されている量も少ないでしょうから注意が必要です。



また、運動中に水分不足や、塩分を含めたミネラル不足に陥ると運動能力も落ちるので。こういったものが入った飲みものを選ぶようにしましょう。

こういうやつね。コンビニで買うよりネットで箱注文したほうが安かったりします。




3.まとめ



1リットルの汗で失われる

・塩分は2.29g
・他ミネラルはわずかだけど慢性的な不足に注意が必要



暑いからといって運動不足にならないよう、また、体調を崩さないように気をつけていきましょう。



夏の疲労回復にはこの記事が役に立ちますよ。




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