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ビートメイカー nono.musiqの素顔に迫る [前編]

 新型コロナウイルスによる影響で残念ながら中止せざるを得なくなった「Kobe Music LOUNGE vol.3」。今回は急遽、出演予定だったミュージシャンにインタビューを敢行!

nono.musiq インタビュー、撮影_200320_0003

 第一回はビートメイカーのnono.musiqさん。KMLオーガナイザー・神足とは神戸三宮の「Otohatoba」という音楽交流バーで出会い、今回のオファーに至った。
 弱冠22歳のトラックメイカー。全国大会『ビートグランプリ2019』で初出場ながら見事優勝するなど注目を集めている。

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自分の曲でこんな盛り上がるんや
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ーもともとどんなきっかけでビートを作り始めたのですか?

nono.musiq(以下、nono)
「高校生の時に、EDMプロデューサーのAviciiがYouTubeに上げていた(曲の作り方を教える)How to 動画をたまたま見つけたっていうのがきっかけですね。そこから作りたい欲がすごい出てきて、(当時は)MacBookを持っていたので次の日にはLogic Pro X(Appleの音楽制作ソフト)を買っていました。」

ー作曲というとギターやピアノのイメージがありますが、いきなりビートメイクからだったんですね。

nono「はい、両親の影響で音楽をよく聞く家ではあったんですけど、楽器が全く弾けないので、楽器が弾けなくても作れそうやなっていう安易な気持ちで最初は始めました。舐めてたんですよ(笑)」

ー始めた頃から手応えはありましたか?

nono「最初の頃は(見本と)一緒の音が出ないんですよ。だから手応えは全くなかったです。チープな音しか作れないけど、ただ楽しいからやっているっていう自己満足でしかなかったです」

nono.musiq インタビュー、撮影_200320_0008


ーオリジナルの曲はいつから作り始めたんですか?

nono「そうですね、でも(ソフトを購入した)次の月くらいには作ってましたね」

ー結構すぐなんですね(笑)
nono「自分のメロディとか、こうしたいっていうのが出てきたので…」

ーそういえば、カーステレオでミックスをしているという噂を聞いたのですが本当ですか?

nono「はい、カーステで作り始めたのは去年の夏頃ですね。in the blue shirtのアリムラさん主催のワークショップに参加した時に、TREKKIE TRAXのCarpainterさんが耳では聞こえない重低音、音域の話をしていたんです。自分はそれまでヘッドホンでミックスをしていたので、そういった音を鳴らせる環境がなかったんですよ。それで自然とウーハーが積んである車で(ミックスなどを)するようになりました」

ーnono.musiqという名前の由来は何ですか?

nono「名前を付けたのが去年の3月頃なんですけど、TrackMaker ChampionShipっていうトラックメイカーの大会があって、それに応募するために名前を付けました。『nono』は『名前のない』という意味合いで、『musiq』はそれを考えている時にMusiq Soulchildっていうアーティストの曲を聴いていたっていうのもあります。名前のない音楽的な感じですね。」

ーなるほど。それでmusicの『c』が『q』なんですね。その大会にはどうして出ようと思ったのですか?

nono「それまでは自己満足で作っていたんですけど、人に聞かせたい欲が出てきまして…、それでどうしたらいいのかってなった時にそういう大会があるのを知って、出てみようと思いました」
 
ーその時の結果は?
nono「全然ダメでした…」

ーでもその年の秋にはビートメイカーの全国大会『ビートグランプリ』で見事優勝されたと。。

nono「自分が一番びっくりしましたね(笑)」

nono.musiq インタビュー、撮影_200320_0028



ー手応えはありましたか?

nono「ジャンルレスのバトルだったので最初は正直わからなかったです。でも勝ち続けるなかで徐々にいけるんちゃうかっていうのはありました」

ー家族や周りの反響はありましたか?

nono「家族には決勝の前に(BGPに参加していることを)伝えていて、勝ったでって連絡して帰ったらケーキが用意されていて嬉しかったです。あと、もともとファンでライブとかにも行っていたstarRo(スターロー)さんに褒めてもらえたのは嬉しかったですね」

ーめちゃくちゃいい話ですね。。ちなみに賞金の使い道は?

nono「ビートメイクの大会で勝った賞金なのでそれは絶対音楽関係に使おうと思っていて、大会前に(曲作りに)使っていた環境が学習机だったので(笑)、ビートメイク用の机を買ったり、音楽制作用のパソコン内プラグインを買ったりしました」

nono.musiq インタビュー、撮影_200320_0050

ー大会後、活動に変化はありましたか?
nono「優勝後はライブのお誘いをいただく機会がありまして、(神足さんとも)出会った(神戸の音楽交流バー)Otohatobaで初ライブをしたりしました」

ー初ライブはどうでしたか?

nono「手探り状態だったんですけど、お客さんが盛り上がってくれて嬉しかったのを覚えています。自分の曲でこんな盛り上がるんやって思いましたね。楽しかったです」

ビートメイカー nono.musiqの素顔に迫る [後編]へ続く。
nono.musiq
Soundcloud https://soundcloud.com/nonomusiq
Twitter https://twitter.com/MusiqNono
Instagram https://www.instagram.com/nono_musiq
Writer 安楽悠作  https://twitter.com/luckyousuck
Photographer Yuki Kitaori https://www.instagram.com/__ktory/
Interviewer 神足(こーたり/NAOYA) https://twitter.com/n_ohyeah
場所 James BLUES LAND  https://www.kobe-james.com/
Kobe Music LOUNGE  https://twitter.com/musickobe



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