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2021.December

1.特集【宮崎県の地形・地質のお話(第一話)】
2.宮崎のみち【一ッ葉有料道路 北線】
3.今回のアイテム【LA SPORTIVA(スポルティバ) TX GUIDE LEATHER 】
4.山や仲間やお気に入りの場所の情報・報告【株式会社健康やさい畑 山下社長】
5.コラム          

第4回目となる【enjoy oneself of Miyazaki】の更新となります。一部、有料記事とさせていただいております。宮崎県の良さと日常の個人の感想、身近な頑張っている人を紹介されていただいております。それぞれの人生があり、楽しみ方があり、いい道具があり、日常があります。そんな日常を定期的に更新記事としてますので、よろしければ楽しんでみてください。マガジンにもまとめております。

トップの写真は、宮崎県延岡市の風物詩である五ヶ瀬川の【鮎やな】です。その背景には、昔から延岡市を見下ろしていた行縢山が見られます。  延岡の鮎やなは、日本の香り風景百選にも選ばれているように、延岡の秋の風物詩の1つと言えます。その歴史は古く、平安時代には既に地域の名産品として取り扱われていたことが確認できます。また、江戸時代には、鮎やな漁などで捕獲した鮎を、毎年、将軍家の献上品として東京までおくり、延岡の鮎やなの歴史は300年以上の歴史をもつ、地域の文化遺産とも言えるでしょう。

1.宮崎県の地形・地質のお話(第一話)

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宮崎県といえば「海」をイメージされる方が多いと思われます。海岸線の特徴として県央部に約60kmの直線砂浜地形があり、数多くのビーチがあります。このビーチを切り取るように各一級河川があり、河川ごとに地形、地質を変化させています。大きく分け、五ヶ瀬川・耳川・小丸川・一ッ瀬川・大淀川・広渡川があります。

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この水系を辿っていくと海の幸から始まり、途中の平野部では豊富な水系と温暖な気候を利用した農業・畜産も盛んです。そして最上流部は、九州山地、霧島山地へと続き県境の雄大な山々へととつながります。意外と知られていない登山スポットも数多くあり、この一つの県で地質的に新・旧の年代の山に登れる地域はそう無いと思います。

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簡単に県北から大きく地質の紹介です。県北は、なんといっても「仏像構造線」の話になってしましますね。構造線の西側は、関東の秩父から、近畿地方、四国地方を経由し九州まで分布する秩父帯となり、古くは海底であったことを示す、石灰岩層が多く確認されており、サンゴ、三葉虫の化石が出土しています。フズリナの化石なども有名です。山域で紹介すると椎葉村、五ヶ瀬町、高千穂町の山々が位置します。仏像構造線から東側では、四万十帯と呼ばれます。四万十帯は、砂岩、頁岩、千枚岩などの化石を含まない岩質中心となり、あとは、祖母山系や阿蘇の火砕流の影響を受けた地形、地質となっています。

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県央の地質としてもっとも有名なのは、砂岩泥岩互層の宮崎層群でしょう。

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内海地区によく確認される【鬼の洗濯岩】が有名です。硬い砂岩が残り、比較的柔い泥岩部が風化、浸食により欠損しビジュアル的に洗濯板のようになり、神話の国からこれを使えるのは鬼ぐらいではないか問う言う表現でしょう。尾鈴山火成活動は、話し出すとまとまらなくなるので後日機会があればのご紹介となります。

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県南地区(県西地区含む)においては、現在も活動中の火山による、比較的新しい火山によりできたシラス台地やローム層があります。これは、鹿児島県の火山の影響とユネスコジオパークにも選ばれている霧島山系の影響です。火山と一言で表しても噴煙などからなる火山灰と火砕流などがあります。この地球規模では、比較的新しい年代の地質には毎回驚きと、感動させられる景色に出会えますね。

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この手の記事は、書き出すとキリが無くなってしまうことと、こんな地球規模の話を一回の記事で書ける訳もなく、おいおい紹介させていただきますが、僕の教科書を読んでいると寝不足なるほど面白い世界です。

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2.宮崎のみち
各地方での暮らしでも共通できる事柄ですが、宮崎県は、主な交通手段は車での移動となります。いい面、悪い面はありますが宮崎県は、自然豊かな環境に、走りやすい道があります。勿論無料区間のみちです。
また、宮崎県以外で閲覧して頂いている方々は、通勤電車やオフィス、お仕事の合間に、プチ・トリップにでも出た気分で、写真を見ながら風や匂いや眩しさを感じて頂ければと思います。

12月のみち                             【一ッ葉有料道路 北線】 

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今回は、有料区間のご紹介となります。ご容赦ください。現在、一ッ葉有料道路は、南線と北線に分かれています。各料金は、軽自動車¥100、普通車¥150となっています(無料区間のような料金ですね)。

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