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日本の親父像

俳優の藤岡弘、が家族と一緒に徹子の部屋に出演しているのを観た。

3人の子供たちと一緒に出ていたのだが、画面を通して、その3人の子供たちが照れながらも、父親を本当に尊敬していることが見て取れた。

父親が好きだという子供は現代でも多少、いるだろう。

しかし、父親を敬うという子供は果たしてどれ程いるのであろうか。

これは子供の問題ではなく、大人の、そして、父親の問題であるのだが、藤岡家にはその問題は全くなさそうであった。

藤岡弘、の父親としての威厳が確固としてあるかに他にない。

そして、それは父親の威厳だけではなく、人間としての尊厳がそうさせるのだろう。

人としての尊厳、誇りと言うものはどのようにしたら手に入ることができるのか考えてみたが、これはもう自分に厳しく、己に勝つと言うほかないのではなかろうか。

藤岡弘を見ていて本当にそう思う。

日本の親父たち、いや男たちはこれを忘れてしまったのだ。

自分にも甘く、そして他人にも甘い。

そして優しさと甘さは異なる。

厳しくも優しい藤岡弘、のような日本の親父を目指したい。

塩辛き涙の味を噛み締めて胸を張りては笑みを絶やさん




人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。