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武術に学ぶ

年末、苫米地博士の「武術に学ぶ」という新刊を読んだのだが、本書の中で沖縄拳法空手六代目・山城美智師範との対談がとても面白く、世の中には自分の知らない達人がいるのだなあと本当に勉強になった。

達人は達人を知るという事で、苫米地博士と山城師範の会話が非常に噛み合っており、共通点があることも興味深かった。

武術は或る段階にいくと、身法だけでなく、心法となるという事がその対談からもよく理解でした。

そして、心法に至るまで、身法を相当に磨かねば達することもできないということも確信した。

苫米地博士も武家の出自で、家伝の武術を相当、稽古してきたことが文中から伝わった。

あの天才性も今まで養った身体性ありきであることが伺えた。

また、別の書では物理空間における運動を「スポーツ」、情報空間における運動を「思考」とも語っていたことが思い出され、博士の中では文武一道となることは当然のことともいえるのだろう。

凡才のわが身としては、物理空間、情報空間においても、地道に鍛錬を続けていこうと思った次第である。

ひびのなかおのれをみがくかなめとはあしのはこびとこきゅうのうごき


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