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7つの循環③重要事項を優先する

スティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」が素晴らしいのはいうまでもないが、その概念が行動に結びつき、習慣化するまでのプロセスが個人の意思の力に頼らざる得ない為、多くの人が実際に習慣化に挑んでみるものの、身につけるのが困難である事が実情ではないかと推測する。

習慣化に至るまでの過程が個々のライフスタイルによって異なるのだから、誰にでも当てはまる7つの習慣に基いた具体的な行動を提示するのが困難であるのは当然である。

しかし、自分なりに出来るだけ、多くの人が、しかも毎日取り組み、実践出来る7つの習慣に基づいたアクションプランの提示に本日より、1週間、挑戦していきたい。行動を循環させ、習慣へ。
7つの習慣改め、7つの循環。

7つの習慣でいう第3の習慣は「重要事項を優先する」

なかでも第Ⅱ領域と呼ばれる「緊急ではないが重要な事項」に時間を割き、フォーカスすることが肝要とされている。

普段の日常生活において、多くの人が「緊急ではないが重要な事項」とする行動について考えてみた。

答えは驚くほど簡単に導き出せたので、早速、記すことにする。

それは「掃除」に他ならない。

読書や運動も間違いなく、この第Ⅱ領域に属するといえるが、掃除に比べたら重要度は断然、劣る。

いや、毎日の行動習慣として生活の中に、掃除を組み込めば、読書や運動の習慣も容易になってゆくであろう。

それほど、掃除の効用は大きい。

しかも、驚くほどスモールステップで始める事ができる。

トイレで用を足し終えたあと、さっとトイレットペーパーで便器をふき取ることも掃除であるし、出勤前、パッと玄関の埃を掃き出し、靴を揃えるの立派な掃除である。

帰宅し、靴にサッとブラシをかけるのも一種の掃除といえよう。

時間にしても僅か数十秒。

しかも、毎日やることなので、それほど汚れもたまっておらず、数秒で終わる事もほとんどだ。

上記の掃除を十年以上、続けてきた実体験に基づき、断言してもよいだろう。

それほどまでに掃除の効用は大きのだ。

その人の家や部屋の状態はその人の心の状態に近しいと心理学関連の書籍で目にしたことがあったが、成程なと思った。

掃除が行き届き、清潔感のある部屋とすっきりと整った精神状態には共通項が多くみられ、生産性や創造性が高まるのは言うまでもないだろう。

読書も運動も大好きだが、何よりも優先すべきは掃除。

PCの画面やスマホのケースをサッと磨くことから始めてみては如何だろうか。

わがへやとこころのくもりきよめけるそうじのちからつねとやしなふ





人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。