深みを知る

好きな本や漫画は何度も読むし、
気になった歌(唄)は何度も聴きます。

不思議なことに、その時その時で、
言葉の受け取り方は違っていたりする。

えっ、こういう意味もあるの!
と新たな気づきもあったり。

同じ言葉でも、様々な意味が存在していて
その日本語の奥深さに、美しさを感じます。

私は幼い頃から、
日本民謡を習っています。

唄を歌う時、その歌詞の意味を考えます。
若い時はこの理解が難しかった。

人を愛するということ...

人々の喜び、悲しみの心情...

命をかけての労働...

庶民の日常生活の中で生まれ、
歌い継がれてきたものだから
それだけの多くの人々の
想いが込められている。

私はよく、
唄の節回しや技量はあるけれど
言葉に重みがないと言われてきました。

それが長年の悩みでした。

どう理解しようとしても
わからない。できない。

私の中での好き、嬉しい、哀しい
を表現しても、何か足りないと言われる。

何だろ、何でだろう。

私の人生の経験が浅いから?

出来ない自分にモヤモヤする気持ちが
ずっとありました。
それは大きくなってからも続きました。

でもある日、知り合いに言われたことがあります。

わからないことは、
今の自分では理解できないってことだから、
そのまま置いておいていいんじゃないか。

何年か経ったとき、
また同じ言葉を聴いて、
こういうことか!
と分かることもあるだろうし。
もし、その時も分からなければ、
あなたにとっては死ぬまで分からなくて
いいことなのかも知れない。

無理に理解する必要はない
という言葉に勇気をもらいました。

それから数年。
明らかに表現の幅は広がっています。

生きるってこういうことなのか、
残すってこういうことなのか。
と、社会に出て感じることが多くあります。

民謡は、ある程度、人生の経験を重ねて
こそ歌える唄なのかもしれない

ただの上手い下手では表現できない、
心に響く歌い手の想いが大切なんだと。
27年でやっと辿り着く。笑

元々、プロをめざしていた私ですが、
大学を卒業して音楽とは関係のない世界に就いています。民謡は趣味として続けています。

趣味だからこそ
ずっと好きでいられるありがたさ。

今の環境に、先生に、感謝です。

年々、民謡はみなさんの生活から
さらに離れつつあります。
民謡って何?と
全くご存知ない方もいらっしゃるでしょう。

津軽三味線はここ最近、ブームが来ているみたいで、若い方も少し増えているそうな。

入り口は違えど、三味線から民謡へ
魅力も感じてもらえたら嬉しいです。

民謡は歳をとっても
むしろ歳を重ねてからの方が
愉しめるもの。

この良さを届けたい。少しずつ、
できるところから携わっていきます。

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