「幸せかい?」と問いかけられて思ったこと
上の娘は20代前半、社会人になって3年目。
時々話がしたいスイッチが入るらしい。
内容は、趣味のオタ活の話から家族の昔話、それに仕事やその人間関係、時には哲学的なことまで、とにかく幅広い。
基本的に私は聞き手に回るのだけど、私も刺激され、熱く語ってしまうこともある。
数日前もそんな流れで昔話をしていた時、突然娘がこう聞いた。
「お母さんは、今、幸せかい?」
一瞬、言葉に詰まってしまった。
人から私が幸せかどうかの確認をされる想定をしていなかったから、単純に驚いたのだ。
現実として、私は幸せだなと日々実感しながら生きている。
でも、それは私自身で感じればいいし、そう感じていればおのずと幸せオーラが出て、周りの人たちに伝われば、それでいいと思っていた。
その逆も然りで、私が他の誰か、幸せそうな人に敢えて「幸せかい?」と聞いたことはなかった。
それが娘に不意打ちに聞かれてみたら、驚いたけど、なんだかとてもうれしくて、「もちろん、幸せだよ。」と素直に言葉が出た。
そして、それを聞いたあとの娘の笑顔に、私の幸せ度も間違いなくUPした。
わかっていることを敢えて問いかけるって、愛情を伝える意味もあるのかもしれない。
そして、返す言葉にも愛情をたっぷりと含ませられるようだ。
もし「今、幸せでしょ?!」と、したり顔で言われたなら、あまのじゃくな私は素直に答えることはしなかっただろうから。
家族も友達も、距離が近くなればなるほど、察することで、全てわかっているような気になるけれど、時にはこんな風に言葉にしてみることが必要なのかもしれない。
そんなことを娘から教わった気がした、明け方の4時まで話し込んだある日の話でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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