「流行に乗る」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 流行(ハヤリ)に乗る人を、否定はしない。周りと同じ動きをしたい人を、否定はしない。ただ、ビジネスで流行(ハヤリ)に乗るのは、止めた方が良い。

 タピオカが流行っているから、うちの会社でも出してみよう。スペースが余っているから、シェアオフィスを始めてみよう。脱炭素が流行っているから、我が社も木製の容器に変えてみよう。SDGsが流行っているから、我が社も環境問題や地域社会への貢献に取り組もう。

 ビジネスは、流行を追うものではなく、流行を創り出すのが仕事だ。自分のコンセプトで、我が社は「これを行う。なぜならば」という明確な指針があって初めて意味を成す。それを、他人のコンセプトを入れてしまうと、あなたの会社が選ばれる理由を自分で消してしまうことになるのだ。要するに、何の会社か分からなくなるってことだ。これは一番危険な考えだ。目先の売上に目がくらみ、自社のファンを逃してしまうことになる。
 環境問題や地域社会への貢献に取り組むことは立派だし、SDGsも大変よろしい。だけれど、その流行を追うことが目的となって、そもそも会社が利益を残せず、黒字にならなければ、企業は存続できない。存続する価値もないということだ。
 まずは、最低限黒字化したうえで、他者への貢献を考える余裕ができる。最初から美しい言葉を並べたところで、会社が赤字では絵に描いた餅だ。流行を追うより、まずは倒産しないように現金を追え!次に利益を3倍にする方法を考えろ!それが出来たら、美しい言葉を並べて、実行することが可能になる。実行できないのに、美しい言葉だけ並べても、口先番長になるだけだ。そんな人は信用を得られないし、そんな会社が永続することはあり得ない。流行に乗るのは、余裕がある企業だけにしておけ!あなたの会社は?やめた方が良いでしょ?現実を見て、足元を固めてから、理想を語ろう。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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