僕のお話
初めての方も、そうでない方も。でもみんな初めてだと思います。
こんにちは、今回は自分のことを喋ろうと思います。
僕は、2001年6月生まれです。男の子です。
神奈川県の海の近くに生を受け、少ない友達とともに育ちました。別に1クラス10人だったとかそう言う意味じゃないですよ。シンプルに友達が少なかっただけです。
当時は、僕の事を気持ち悪がっている子、避ける子、面白がっていじってくる子など、いっぱいいました。
「オネエ、おかま、キモいんだよ。女かよ」
散々言われてきました。嬉しいわけありません。むしろ悲しかったです。友達は女子が多く、男子が怖かったです。
この子とはずっと親友!と呼べるような友達がいないままの中学への進学は非常に恐怖でした。あからさまにいじめてきたりするようなことはなくなりましたが、それでも時々喋ると「何おかま」みたいな態度が怖かったのは今でも覚えています。
そのとき、僕は中学でやっと、自分のことに気づきだしました。
それは、初恋の相手です。
「僕は、男の子が好き」
塾に新しく入ったあの子は、僕の心を簡単に奪ったイケメンでした
隣の中学の男の子です。塾でしか知らないその子と帰り道に喋るようになって、1年間塾のあるときは毎回一緒に帰っていました。
常にドキドキしながら。楽しそうに僕の知らない事をしゃべっている姿や、時々甘えてくる姿が愛おしく好きになってしまいました。
そしてそのとき、同時に気づいたのです。
「僕は、男の子が好き」と。
それに気づいた翌日、登校するとき通学路にある小学校の前で、1年生がわいわい騒いでいる姿を見て涙がこぼれました。
僕は、子供を作ることができない。もしかしたら結婚なんてできない。いや、そもそも恋人すら作れないんじゃないか、大人になって、親の介護をしたら、その後はひとりぼっちなのか。様々なことが頭をよぎって、考えるキャパシティを超えてしまいました。
将来への不安は、高校受験を控えた自分にとって想像以上の大きさで降りかかってきました。でも、そんな事を考えてもしょうがない。今、隣で喋ってくれるこの時間だけでも大切にしよう。そう考えて、なるべく自分のことは考えずに勉強に打ち込みました。
ちょうどその頃から、言われたことに対して、言い返せるようになってきました。「そんなに女女言うなら僕より女子力ある女子連れてこいよいねえだろ?!」と。まあ、この時は女子を敵に回しましたが(笑)
高校受験は無事に合格して終わりました。
合格発表の日、すなわち最後の塾の日、僕の初恋も終わりました。
その子をマンションのエントランスまで送ると「別れ際は振り向いちゃダメだよ」と、厨二くさい事言われましたが、顔を背けるとすぐに涙が出てしまったので振り向くことなんてできませんでした。
1年間の会話から、どう考えても、ノンケ(異性愛者)で自分に見込みがないと思ってました。いや、なかったと思います。どうせ最後なら告白でもすればよかったじゃんと言われそうですが、最後の最後で最悪の印象なんて与えたくないですよね。
正直、一番楽しかった。でも、
高校は楽しかったです。とっても。色々な経験をしました。
誰も知り合いのいない、誰も友達のいない世界に飛び込みました。高校デビューとかいうオシャレなことはしてないけど、いろんな意味で高校デビューでした。
できるだけ、自分を隠さないように。でもほげないように。微妙な線引きをしていましたが、まあ、すぐほげましたよね。
でも、とても楽しい人達で、いじられてもいじって返せる仲を築けたり、一番自分らしくいることができる空間でした。
恋はできなかたけど。まあ、当たり前、かな。
出会いはネット
ここで、皆さんに知ってほしいことがあります。同性愛者のカップルに、馴れ初めを聞くのは本当に仲良くなってからのがいいと思います。いや、大丈夫なカップルもいると思いますが。多くは出会い系で出会っています。これについて、引く人は多いと思います。自分も嫌悪感がありました。でも、仕方ない現状があることは、十分承知していただきたいです。学校で、、とか、職場で、、とか、そんなのBLの世界だけです。僕はBL漫画も大好きです。本当に大好きですが、あくまであれはファンタジーです。なので、もちろん相談を受けた時とかに「出会い系なんて、下ネタな目的ばっかだろ、」とか、思わないであげてください。真面目な出会いを求めてる人は、たくさんいらっしゃいます。
とまあ、書いたわけで結局ネットに手を染めてしまいました。そして、今まで以上に、様々な人と交流を持ちました。ですが、そこには今まで以上に厳しい世界がありました。
昔から、「女は美貌、男は権力」というような風潮というか、動物的本能のようなものがあると思います。それは同性愛の中でも同じです。男は結局男です。相手に求めるのは「美貌」のようです。
高校時代に知らない人から「あの人あんまりかっこよくなかった」と言われてしまった経験のある僕は、その言葉以上の衝撃を受けました。
まず、綺麗な人が多いこと。そして、写真で盛り盛りに持っている人が多いこと。最後に、自分のことを棚に上げた人も多いこと。
綺麗な人は本当に綺麗でした。自分を磨く努力を怠らずに必死にしていました。実際会っても綺麗で清潔感のある印象を持てました。それでも下ネタ目的の人はいましたが。
写真で盛り盛りに持っている人は、自分のことを棚にあげる人よりもブスだと思いました。ある意味、虚偽申告ですから。
最後に、「嘘偽りのない私はブスです。」みたいな人は、おじさんに多い印象でした。ので会ったこともないです。
今までの学生生活じゃきっと会わなかっただろうなという人に何人にもお会いしました。そして様々なことを学びました。
「内面も外見からも、努力を怠ってはいけない」と
肌を整え、髪の毛もアイロン等で試行錯誤し、また、無知な人と思われないよう、気になることはすぐに調べるようにして知識を増やしていきました。
高校の学生証といえば高校1年生の最初に撮った写真が3年間使われます。その写真と見比べると、今のがいいと言われるくらいにはなれたと思います。
現在
インターネットの配信アプリで仲良くなった人たちとしゃべることも増えましたし、ツイッターでつなっがた人としゃべることも増えてとても楽しい生活を送っています。あと、大学の勉強を頑張っていて、しかも一人暮らしなので、料理や家事も頑張っています。
時々、ただの自分の意見とか、思ったこととかを書いていくので、時々見てくれたら嬉しいです
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