大学院生が考える人生は1度きり

人生は一度きり

という言葉を子供のころから何十回も聞いてきて、

いまいちピンと来ていませんでした。

よく起業して成功されたり、学校の先生などが

人生は1度しかないからやりたいことをやりましょう。

と言われているのを、その辺に転がっているただの言葉の1つとして聞き流す、大学2年生まではそのような考え方でした。

しかし、最近しみじみと人生は一度きり、という言葉の重みを実感します。

多分きっかけは内定が決まったことだと思います。

もともと5年間接客のアルバイトをしてまして、そこで社会人の方と関わる機会が多かったのですが、そこで

仕事は作業としてとらえると苦痛であることを学びました。

学校では、毎日違い、少しづつ成長を実感できるようなカリキュラムが用意されていて毎日友達とも会える。

しかし、仕事とは目的が会社の利益に貢献することなので、自分から動かなければ毎日同じことの繰り返しの可能性もある。

そして内定が決まったことにより、仮にこの会社でずっと働くとしたら、このまま死んでいくだろうな、という人生の道筋が見えてしまった。

それにより、人生を見つめなおす思考ができて人生は一度きりという言葉に実感を持つようになったのだと思います。

でも確かに、名著である七つの習慣の中にも、終わりから考える

という習慣が書かれており、これは自分の葬式から逆算してどういう自分になりたいのか、または死を意識しながら毎日生活することで、毎日にハリが生まれ、全力で生きることができる。

これは3年前七つの習慣を読んだとき、この習慣だけはいまいちよく分からなかったのですが、死について見つめなおした今は改めて実感します。

また、哲学者ニーチェが述べたニヒリズムへの対処の仕方も同じですね。

ニヒリズムとは、人生毎日同じことの繰り返しでつまらない、生きている意味が見いだせない、という悲観的な状態のことです。

古代ローマの方々でも現代人と同じようなニヒリズムを持っていたと考えると少し面白いですよね。

ここでニーチェは永延回帰などの手法を使ってニヒリズムを克服しなさいと述べています。

永延回帰とは、人生が何度も転生して現在何十回目の人生だとしたら、何十回目の今この人生を、だらだら過ごしますか?

今回の人生ぐらいはやりたいことを全力でやり、たくさんチャレンジしませんか?

という思想のことです。

これを使って、人生にハリを持たせようとしたんですね。

さて、結論です。

人生は一度きり、それならば、失敗もしながら、たくさんのことにチャレンジしながら自分なりのPDCAをガンガン回し、今を擦り切れるぐらい全力でがんばっていきたい!

そう思った大学院生でした。

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