NKZ_2019【Day1】
■NKZとは?
東京理科大学西田研究室・明治大学門脇研究室の合同ゼミ
(Nishida-Kadowaki-Zemi)
■テーマ「建築映像を撮る」
建築の表現として未だ定義されきっていない「建築映像」について、実際に建築作品の映像を製作しその可能性を探ることを目的とする。
5人1チームに分かれてオンデザイン作品や門脇邸等の建築作品を選定したのち、動画を撮影・編集し5分程度の動画を作り、講評・批評を行う。
■開催日程
[Day1]2019年9月11日(水)@明治大学駿河台キャンパス
17:10~18:30 レクチャー
西田先生、門脇先生から建築動画およ映像についてのレクチャー&おすすめ映画・動画等の紹介
18:30~19:50 ハッカソン
グループごとに撮影建築の選定、構成、コンセプト、絵コンテの作成
20:00~20:30 発表(5min x 5teams)
簡易的に各班の発表を行う。
21:00~ 懇親会
最終講評会のゲストの選定、最終的なアウトプットの方法決定
[Day2]@各建築作品
各班ごとに撮影日程を調整し、動画を撮影する。
[Day3]2019年10月5日(土)@東京理科大神楽坂キャンパス
集合時間任意
班ごとに分かれて5分を目安に動画を編集、完成させる。
16:00~17:00 動画上映
各班5分×グループ数
17:00~18:30 講評・批評会
ゲストを呼び各班の動画について講評・批評を行い言語化を行う。
19:00~ 懇親会
■Day1
■ゲスト(敬称略)
・神永侑子(オンデザイン パートナーズ、国際学生寮を担当)
・谷川ヒロシ(ToLoLo Studio、国際学生寮を撮影)
【門脇先生レクチャー】
・jean renoirのフェードイン、フェードアウトー文字的、説明的
・小津安次郎:ピローショット(≒枕詞)
ー時空間が移動していることを了解できる
・イマジナリーラインをジャンプしない基本を超えるやりかた
・静的な絵と動的な絵で場面の転換
・ジャン・リュック・ゴダールー手持ちカメラ的表現、心理表現
・映像独自の表現方法
・クレショフ効果
ー映像に何がつながるかで意味が変わる/空間的状況・情景が描き出される
・エドワード・ヤン「恐怖分子」
・ローリー・アンダーソン「tape bow violin」やバスキアの実験音楽
・ヒップホップにおけるブレイクビーツ
・情景のつなぎ方で表現できることがあるのではないか
・チュミのラヴィレット公園
・単語の質は問わなくて良いのか?
ーソフィア・コッポラ「Lost in translation」と「somewhere」の違い
・ガンガン繋ぐと興味を引く強い映像を作れてしまう
・単語の質を上げて長回しで持たせる
・視点移動の誘惑にはある程度耐えなければならない
・エウレカの動画と門脇邸の動画の違い
【西田先生対談】
・近景しかない神奈川大学国際学生寮の動画をどうとるか
・写真の撮り方から動画の撮り方を学ぶ
・煽り補正をかけるのは建築写真の基本
・人間の顔をどう写すか問題
・住宅規模の物に使う90cmのスライダーで撮影
・カメラ自体が意思を持つと表現的になってしまっていや
・誰向けの映像にするのかによって表現も変わる
・体験を伝えることと構成を伝えることは似て非なるもの
・写真でできることの延長か、動画特有の表現か
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