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TVアニメ「イエスタデイをうたって」の主題歌は酸欠少女さユり「葵橋」

こんにちは、カンパケルです。

プレスリリースを読んで歌おう。

4月スタートのアニメ。第二弾主題歌が

酸欠少女さユりさんの「葵橋」になったらしい。

イエスタデイを歌ってのカラスの印象

記憶が間違っていなければ、カラスがでてくる漫画だった気がする。

ということで、予告編どうぞ。

「人生と愛を描いた青春群像劇」

だそうです。

なぜか一巻だけ漫画持ってた記憶があるんだけど、

多分それくらい人気の作品だったのだろう。

ということで、カラスくらいの記憶しかないのですが、

この作品の素晴らしさについて語っていきたいと思います。

タイトルをいじろう

イエスタデイをうたって。

なので、歌ですね。

2020年5月イエスタデイでググると、

スクリーンショット 2020-05-17 0.27.37

ひげだんさんが出てきます。

が連載開始がwikiによると1998年とのことなので、

ひげだんさんのイエスタデイじゃないでしょうに、

まあ、すごいど真ん中だとしたら

ビートルズのイエスタデイですよね的な。僕でも知ってるビートルズ。

「Yesterday」

この曲のことではないかと推測。

ようつべすごいな。

歌詞とかよくわからないですけど、

悲しげなんですかね。

思い込みをなしで考えて、

「昨日」

の歌を歌うとしたらどんな歌だ。

「昨日は過去最高に楽しかった」

(=゚ω゚)

昨日を超える楽しさはもうない、昨日は最高だ、昨日みたいなことが毎日つづけばいいのに。

だったらタイトル「Today」ですよね。

わざわざなんで過去にしたんだと。

基本的に創作のロジックとして過去はマイナスの感情もしくはマイナスな感情の起源、もしくはマイナスな感情が発酵して甘酸っぱくなることで今のベクトルを立体的にする効果があると。

そう考えると

イエスタデイはマイナスな感情の歌なのでは。

昨日はとても悲しかった。

昨日のことは忘れない。

昨日のことを後悔している。

うん。

イエスタデイがとっても似合う。

多分、巻き戻せない強さ、

改ざんできない、変えられない強さがイエスタデイにはあります。

どうしても、今日と明日は変わったしまうという脆弱性がありますが、

やはり昨日には狂人な、間違えた狂気的な変わらなさがある。

そこが昨日の強み。

じゃあイエスタデイを歌うってことは、

変わらない過去を歌うってことなんですが、

それがタイトルになるわけですな。

変わらない時間と早起きのカラス

予告に戻ろう。

ほとんどカラスの記憶しかないので、

勝手に主人公というかヒロインは、

野中 晴で主人公は最初に声を発するというかモノローグだから主人公なんだけど、魚住 陸生。

"この街では人間よりカラスが早起きだ。"

まあカラスといえば魔女ですかね。

黒い存在の象徴。

黒い存在の象徴であるカラスが人間より早起き。

人間より一足先にイエスタデイを終わらせているわけですね。

黒の象徴が早朝に現れる現象を「罪とか罰とか」と名付けるとして、

あたらちいあさがきた。

って声高らかに歌いたいのに、現実の世界では昨日と今日は地続きで綺麗にわかれてくれないのね。

っていうある意味残酷な表現だとおもっていまふ。

となると、昨日は不変な世界でとってもがっくりな

世界なんて変わらないんだよって諦めのなか

眠れたのか眠れなかったのかわからない朝、

ああ昨日と変わらない今日がくるという絶望に近いなにか。

だとするならば、人間より早起きだと気づいている彼は何時起きで昨日を生きているのか今日を生きているのかわからない、

そしてその答えは女の子が知っている。

「私は陸生をこと、ずっと前から知ってるんだ」

魚が住むのに陸で生きるなんて、

ひでえ名前つけるよなお前の家族は。

なんてセリフがあるかないかは知りませんが。

そんな陸男を照らすのが晴です。

きっと朝陽でしょう。

そりゃずっと前から知ってますよ。

イエスタデイに囚われて変わらない毎日を生きている陸男にとってのハレなんですから。(名前はハル)

取り戻せないなにかを必死で取り戻そうとする系

アニメ多いですよね。

サンドイッチ型シナリオといいますか。

エモいといいますか。

ああ、時間って区切りがあるんだ。って気づかせてくれる現象。

一時期は「死」というものから逆算して今って限りあるから突っ走ろう。みたいな作品多かったですよね。

コロナでまた流れが変わるんだろうか。

ただどこかでしっかりみんな後悔してるんだなぁってわかるのもこれらの作品の多さなんだと思います。

草食系とカテゴライズされようが、

達観してたり、冷めてたりしてようが、

行動しなかった過去に対する後悔は全世代不変。

どうにかボタンを押すために、逃げちゃダメだと自分を奮い立たせ、

つまらない毎日なんてぶっ壊しちゃえばいいのよ!

って言いながら、どうしても異世界でないと行動ができない。

が、そもそも異世界で行動できてればいいのではないかというパラレルワールドというかマルチバースというか、

世界の幅の広さが増幅している2020年。

そしてこれからはさらに広がるだろうアフターオンライン飲み会。

で、

2020年にイエスタデイをうたってをやる意味

制作が決まった段階で今年大きく話題になっている世界を変える出来事はまだ起きてないだろうし関係ないとして、

まああのころ青春だった人が偉くなって権限持てるようになったとかも置いといて。

結局世界も昨日も今日も明日も変わらずに世界だよね。

っていうのは、

いつになっても同じだし、

それは『素晴らしい世界』にも通じるし、

イエスタデイをうたってが2000年直前で、

ラブマシーンで「日本の未来はウォウウォウウォウウォウ」言ってたのが2000年で

浅野いにおさんの『素晴らしい世界』が2002年。

そこから日本は、

何か変わったのか。

そして主題歌酸欠少女さユりさん

閃光少女は多分酸欠状態なので、

きっとあの歌の疾走感を歌ったようなイメージでいますが、

そこを切り取るのではなく、

酸欠状態だということを切り取っているので

わりとイエスタデイな感じかもしれない。

今日今が確かなら万事快調なTodayではなく。

ただ、多分今現在自分の周りの空気が薄いのか、

それとも、自分のエネルギーが大きすぎるのか。

それは定かではない。

ただ少なくとも、

酸欠状態な人間は非常に生を感じていると思うし、

それは魚が住むのに陸で生きている、

陸男と同じ目線なのではないだろうか。



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