見出し画像

5年ぶりの松山でのAgile459、AgileJapan2024サテライトを開催してみた

2025/01/25 (土)AgileJapanのサテライトを、松山で開催しました。

最後に松山で集客したオフラインイベントをやったのは、2020年のTDDブートキャンプに遡ります。香川では昨年のサテライトは高松で集客してやりましたが、愛媛では久しぶりです。

当日のお品書きは以下です。

手書きのタイムテーブル

島根、香川からのお土産も揃い、恒例のおやつ神社もオープンです。

Agile459恒例おやつ神社

進行はtfujitaさん、Toshinariさんの二人が進めてくれました。もう二人におんぶにだっこです。

今回のオーガナイザーペア

オープニング

現役スクラムマスターのToshinariさんのファシリで参加者同士の対話をしました。少人数で話すことで場があったまってきました。

オープニングの参加者同士の対話

コンテンツについて

今回は、二人もゲストが来てくれました!一人目は松本俊さん、14年前に島根で初めて会ってから、紆余曲折あり今回、松山に来てくれることになりました。話題はユーザーストーリーマッピングで、非常に実践的な内容で、参加者の質疑応答も活発に行われていたのが印象的でした。

松本さん

二人目はカッシーこと鹿嶋さん。スイスに本社を移転して全社をアジャイルトランスフォーメーションするミッションに取り組んだカッシーさんは、様々な具体例を紹介してくれましたが、一番印象に残ったのはなんといってもその熱量でした。この情熱が変革を支えたのがよく伝わりました。そしのお話はきっと多くの大企業の方に伝わることでしょう。

カッシーさん

動画視聴は、古くからのコミュニティ仲間である森實さんと、松本さんのプロジェクトファシリテーション(PF)の講演でした。二人の掛け合いに両方とも知っている身としては、ところどころ笑ってしまいましたが、中身はものすごく実践的で、さすがと唸らされました。特にチーム状況を色で表現する松潤こと松本さんの表現は、さすが歴戦の勇者ですね。

動画視聴

この講演のあと、「プロジェクトファシリテーションを初めて知りました」という声が聞こえてきたので、当時リアルタイムで活動していた私にとっても新鮮でした。PFは僕の青春と言っても過言ではないので、ちょっと嬉しかったです。PFと私の関わりはこちらから。

登壇を聞く参加者

最後に私も「15分だけ時間ちょうだい」とお願いして時間枠作ってもらったのですが、事前練習で15分で終わる目処がついたのに、他の方の話聞いていたら色々付け足したくなって15分でまとめられずに終わってしまったのでしたw 内容は「人間中心」の先にあるもの、というお題で「人間理解」「生命」「変容」というキーワードで、『パタン・セオリー』『ティール組織』の共通点である「感情」「生命」に着目して話しました。

個人的には今年2025年からは「生命(いのち)」をより強く全面に押し出すフェーズに入りました。私にとって「生命」とは、組織やプロダクトなどの人工的なシステム、ひとりひとりの人間そのもの、人を含めた生物や生態系などの自然、というように多面的に捉えていて、原理原則は同じでありながら、それぞれに適したアプローチで「生命を展開していく」ことが私の今後の方向性です。

登壇中の私

後日改めて一人で話したものを録画して動画にしたので(ゆっくり話したら50分にもなってた)お時間ある方は、早回しでいいので見てくださいね。

動画視聴以外の登壇資料は、connpass経由で見ることができます。

クロージング

最後にみんなで付箋でかきかきして、はりつけて、一言ずつ分かち合いましたが、みなさん色々得るものがあったみたいで、嬉しかったですね〜。

書いたものを張り出す
クロージングの付箋

懇親会

懇親会はすぐ近くのお店でわいわいと。みんなと楽しく話せました。四国の愛媛や香川の人と繋がれてよかったです!

最後に

久しぶりに松山でアジャイルイベント開催しましたが、おそらく実践している人はまだまだいるにも関わらず、その方々にリーチできていないのが残念でした。それでも集まった人たちの楽しそうな顔をみると、やってよかったなぁと心底実感します。

今回のAgileJapanのテーマ「People Centric Agile」は、AI時代のあり方を模索するテーマだったようですが、AIは問題への解法は提案できても、「熱量を持って伝える」ことはできません。講演でも話した「共鳴」はAIによる推論ではなく、人の感情が共鳴して起こるものではないでしょうか。

きっとAIに恐れおののく人たちは、人間の素晴らしさをまだ実感していないか、気づいていないのでしょう。こうやって集まってエネルギーを交換することで互いを高め合えることが「人間だからできる」ことの一つなのですから。

私がAgile459を立ち上げて15年目になりますが、それからアジャイルを実践している(少なくとも「アジャイル」という名前を使ってる人)は多いはず。若い人があつまって、新たにコミュニティを形成するのを見てみたい。

自分はその中心で旗を振ることは今はしませんが、旗を振る若い人たちを支えたり、悩みを聞いたり、火をともすことはしてみたい。

また松山で集まりましょう!

もし、Agile459に興味が出たら、Connpass経由で、Discordに参加してみてくださいね〜。




いいなと思ったら応援しよう!

tkskkd
皆様のサポートによって、より新たな知識を得て、知識と知識を結びつけ、実践した結果をアウトプットして還元させて頂きます。