今更ですが、現在の私とコルクラボマンガ専科(一期)の思い出note。

内側のモヤモヤがなくなった。
たまには何も考えずに遊ぶことって大事だなと感じた1日だった。
そして、それに一緒に乗ってくれる人達がいる今の環境をとても大切にしなければと感じた。

その人達に返せるものは私の作品の発表と結果だ。
思いやりや気遣いは、形には残らない。

重く捉えられそうだけど、私にとっては重くない。
むしろ明確な目標があると燃えるタチだ。

そこに興味本位の人の意見や雑音が入ると、自分だけに見えている道が踏み荒らされた感があるのでやる気をなくしてしまうが、
今、私に意見をくれる人たちは私の成功のために考えて言葉を発してくれる人達ばかりだ。

だから反発心が芽生えるよりも先に「そうなんだ。そういう受け取り方もされるのか。じゃあ私の趣向と違うから直そう」と素直に思える。

最近感じていることは、だんだん、ネームを見せることが怖く無くなってきた。
怖がっている場合じゃないと気づいたのもある。

有難いことに私のネームを見てくれているのは、あの佐渡島 庸平さんだ。

(マンガ専科一期の卒業制作で描いた作品で声をかけて貰えた。えらいビックリしたのを覚えている)

佐渡島さんは私の描きたい想いを汲み取って、その感情を見せるためだけに足りないところを的確に厳しくアドバイスしてくれる。
(本当にありがたい。早く形にしたいのに、ポンコツだから、まだできていない)

そういえば、以前に同じ舞台の話で描いてみた走り書き(ほぼネーム)の作品を、ある漫画賞に提出したら、とある出版社の方から声をかけてもらった。
(設定とキャラは今とは全然ちがうもので、今見たら笑いが止まらないほど薄っぺらい)

いろいろなやり取りの結果、私がうまくアドバイスを作品に反映することが出来ず、挫折した。
(ほんとに申し訳なかったと思う。けど、その時の私の作り方と描き方で作品を発表していたら、きっと良くも悪くも残らない漫画になっていたろうなと、今なら思う)

漫画の作り方を勉強したいと思ったのもそのタイミングだ。

ネームができない。
話がまとめられない。
テンプレみたいなありきたりなキャラを使って描いてしまう。
私は、漫画家にはなれないかもしれない。

そんな悩みを解消すべく、漫画の勉強を初めてお金を払って真面目にしようと調べたら、マンガ専科募集の広告ページを見つけた。(Twitterかなにかに飛んだ気がする)

あの時は行き詰まった思いと悩みの真っ只中で神がかったようなタイミングでの出会いだったのを覚えている。

東京ネームタンクとコルクラボマンガ専科の両方の広告を見て、どちらに行くべきか。
「うーん」と悩んだけど、講師陣の欄を見て、「あれ、ネームタンクのごとう先生がいる。じゃあ月謝も破格の値段で無理なく払えるし、スケジュールもたっぷり半年間あるから、コルクラボマンガ専科に行ってみよう」と決めた。

その瞬間に、当時、先着50名という募集方法だったコルクラボマンガ専科一期の受付は「現在、参加者48名」と表記されていて、「あ、やばい、早く申し込まなきゃ、また後悔する」と、私にしては異例の速さで申し込み手続きをして「受付完了」の文字を見た時に深い安堵のため息をついたのをよく覚えている。

ちゃんと漫画のことを学ぼうと思ったのはこれまで生きてきて初めてだ。
独学では限界があり、成長も遅いと実感していたから。

上手くできるかな。年齢も上だし。若い子に比べると理解する頭も鈍くなっているかもしれない。
仲間ができずにメソメソ泣く結果になるかも。

というマイナスな思いとは裏腹に、

貰った情報を吸収して、絶対ヒットを出してやる。
私が描きたいものは必ず需要がある。
それがちゃんと周りに伝わる形になってないだけ。
今の私に足りないものを気付いて補うために受講するんだから仲間が出来なかったとしても結果で見せれば良いんだ!

と、野心豊かな私がいたのも本当だ。
(牡羊座のO型はポジティブストレートの先駆者らしい。メソッてもすぐ立ち上がる)

と、講義が始まるまでは二つの思いがぐるぐるしたいたが、受けてみると脳内がビシバシと刺激を受けるばかり。

「あぁ、聞きたかった言葉がここにある」

「そう、技術も知りたかったけど、まずは漫画家として生きていくための戦術、戦略を知りたかった」

マンガ専科一期の講義を受けた感想は、まずこれだった。

「間違いじゃなかった。よく選択間違いをする私だけど、今回だけは直感を信じてよかった。
こんなに沢山の愛情ある学びの言葉たちを月1万円で貰えるなんて、なんて有難いんだろう。」
※宗教じみた言葉に感じたらすみません。
多分いろいろあって病んでいたんだと思います。

利益重視なら、もっと月謝は高かったはず。
そのくらい取られても、おかしくない講義内容と講師人ばかりだから。

きっと本当に「育てる」ことに重きを置いていて、今後の漫画界のことを考えて行動されているんだと感じた同時に、私は絶対に売れてやる、と決意が固まった1日だった。

思いの外長くなりましたが、マンガ専科講義1日目の感想はここまで。

その時受けた講義内容に全く触れてなくて申し訳ないです。
初日はほとんど挨拶と漫画家としてやっていくための心構え的なお話だったんです。

思い出したら加筆します!!

次回は講義2回目の当時を思い出して書きたい。


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