やっぱり発音と文字の一致は大事である
スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしてます、やましたです。
久しぶりの投稿です。
最近のマイブームは『揚げバナナ』です。
毎日揚げ物を食べてて、そろそろ身体に影響が出そうです。
さて、今日は【発音と文字の一致】
について考えたいと思います。
わたしは、授業チームとしてスクールにくる子供達に授業を教えています。
最近は人数が多く、毎日のように授業をやり、充実していますが、今日授業をしていて、あることに気づきました。
住み込みスタッフ、ソパの授業
今日は14時から15時に、住み込みスタッフのひとり、ソパの授業をやりました。
彼は今週は形容詞を勉強しています。
まだ全部覚えていないらしく、ちょっと厳しめに15分で全部覚えて、テストするよ。
と言い、テストをすることに。
15分後、テストをするものの
全く覚えていない………
このテストは、わたしが形容詞をクメール語で言って、その日本語をソパが書く、というものです。
その様子を見ながら気づいたのですが
【クサオイ(弱い)】と言って『みじかい』
と書くのは当然間違いですが
【ピバ(むずかしい)】を『むじかすい』
など、言葉は分かるけども、文字が一致してない様子が目立ちました。
言葉で『あ』というと、【あ】 と書く。
一見簡単そうに見えますが
カンボジアの子供達からしたら難しいのかもしれません。
奨学金生のレポートを見ても
『◯◯しました。」が【◯◯しますた】
となっていたり。
文字と発音の一致をとにかくやらなければ、とちょっと焦りました。
ソパだけでなく、授業に来ている子供達も
文字と発音の一致が苦手な子が多いです。
『あさ』というと単語があると
クメール語の意味の横に、អាសា、と発音を書く人が一定数います。
何度も何度も、インターン生の発音を聞き、クメール語で発音を書きます。
しかし、それだけでは完全に覚えたとは言えません。
その書いたノートがなければ忘れてしまいそうです。
さて、この問題、果たしてどうしたらいいでしょうか。
解決策①、ひたすら聞き取りの練習
これは練習あるのみなのでしょうか。
『いぬ』といえば、【いぬ】って書けるように
『ありがとう』といえば、【ありがとう】って書けるように
積み重ねていけばできるようになったらいいな、と思います。
そのためには、ひらがなを確実に読んで書ける能力を身につけないといけないです。
しつこいかもしれませんが、やはり五十音は大事です。
最近、子供達にも授業前に『あいうえお』を言ってもらうようにしています。
そして、できる子供は見ないで言ってね、といえばスラスラ言うことができます。
そうやって、少しずつ身についていることが実感できたら、もっと日本語を学ぶのが楽しくなるのではないかな?と思っています。
解決策②、マッチングで練習
以前、わたしが作ったマッチングがありました。
果物と、野菜のものです。
これをつくって、授業で使ってみて
どんな効果があったといいますと
文字を自分で並べるため、文字と発音の一致ができるようになった。
というところです。
『にんじん』という言葉に対して【に】【ん】【じ】【ん】の4つのカードを選び、並び替えます。
たまに『じんにん』とかなりますが、
これを読むと『じんにん』だよ、と教えると
自分で入れ替えることができます。
ですので、住み込みの子達は、野菜の名前は読めますし、書けます。
もう、他のもこれでいいんじゃないかって最近思ってます。
マッチング。
最強説。
実はいろいろつくってるのですが、ラミネートができず、使ってない状態です。
帰るまでにできたらなと思います。
まとめ
文字と発音の一致は、なかなか難しそうです。
毎日、頑張って勉強をしている彼らですが
課題点もあります。
そこをネイティブの先生としていかに分かりやすく教えることができるのか。
どのくらいのことを伝えることができるのか。
自分のスキルについても考えないといけないことがあります。
もちろん与えるだけではなくて、受け手側の努力も必要です。
勉強しておわりではなく、日本語を話せるようになりたいと思う子供達は特に、アウトプットや自主学習が大切だなと思います。
スタディツアーの引率がひと段落し、落ち着いて授業に入ることができている今、少しずつ授業のやり方についても考えていけたらいいなと思います。
最近、テストを作ってみました。
住み込みのダエンに解いてもらったのですが
流石。全問正解でした。
しかも、問題の間違いにも気づき、教えてくれることも。
少しずつ、話すことと同時に書く方にもフォーカスできたらと思います。
これからも授業がんばります。
お知らせ
私は今カンボジアのコンポンチャム州というところにある農村部の小さな村で生活をしています。
その周辺の村には、家庭の貧困や親の借金など、様々な理由で本人が勉強したいという意志を持っているにも関わらず、学校を辞めざるを得ない子供たちがいることを知りました。
学校に行きたくても行けない状況下にいる
子どもたちに、教育へのフリーなアクセスを
をスローガンに、中高生が再び学校に通えるようになることを手助けするため、私たちは、退学した中高生を対象に復学支援・大学進学支援プロジェクト=「住み込みプロジェクト」を立ち上げました。
そして、子どもたちが復学するにあたって必要な費用を集めるべく、クラウドファンディングに挑戦しています。
今回、この住み込みプロジェクトとクラウドファンディングを通して、たくさんの方に、学校に行きたくても行けない住み込みスタッフの彼らの存在や、カンボジアという国、この団体の活動に興味関心をもってもらえたら幸いです。
そして、お気持ち程度でも全くかまいませんので、ぜひ彼らのためにご支援をよろしくお願い致します。
ご寄付いただきましたお金は責任を持って、子供達の復学費や制服代、生活費に使わさせていただきます。
ご寄付は出来なくとも、SNS等でシェアしてくださるだけでも、とても大きな力になります。
皆様のご協力、どうぞよろしくお願い致します。
以下がクラウドファンディングのサイトになっており、こちらからご寄付や拡散ができます。
https://readyfor.jp/projects/NGOCBB
そして、こちらが私の想いを言葉にして発信している動画になります。短い動画ですので、ぜひ一度目を通してくださると幸いです。
https://youtu.be/x9tMsvS_M1s
皆様の応援や、ご支援のおかげさまで
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