見出し画像

Rock being 〜 初心の旗から問いが投げられる

『Rock being』(2018年)で、こんなことを書いてる。

画像1

ステージ1-2-3

商売やってるステージには3つある。

ステージ1  ステージ2 ステージ3。 順に上へ行くイメージ。

ステージ1:戦い、増やす人がいる

ここの住民は、競争し、戦い、前年比何%アップ、量の拡大を目指す。量は大きいほど多いほど良い。日本の高度経済成長時代がこれだ。そしていまのビジネス界も、このメンタリティを踏襲している。ほら、あなたの周囲にもいるでしょう。「暑苦しい系」のビジネス連中が。アメリカ、ウォールストリートが代表だ。やつらの口癖は「ウィン・ウィン」。

書いたのが2018年。今年コロナになって、このメンタリティにストップがかかったのはとても面白い。幸せの総量が全く増えないことをみんなわかっていたのだけど、でも、やめられなかった。コロナが止めた。

でもまだ、余韻は残っていて、You Tubeチャンネル登録者数が多いほど良い、とか、オンラインサロン会員数が日本一とか、**を倒すとか、シェアナンバーワンとか。

やがて、これも、消えていく。

ステージ2:意味を考える人がいる

ステージ1をバードアイ(鳥の目)で見ている。「本当にこれが必要か?」「これでいいのか?」「暮らしたい生活って、この姿なの?」という問いを立てながら、意味を考えている。

そして、同時にステージ3を仰ぎ見る。

でも、ステージ1のことはちゃんとやってる。

新しい世界に求められるのはブランドだ。少子高齢化社会では、「たくさん売る」のは論理的に不可能、ならばどうするかというと「選ばれる」。選ばれるためにはブランドの旗を立てなきゃならない。旗の色が赤なのか、緑なのか、遠くからでも見えるように。必要な運転資金を回転させる直径を明確にし、それをきちんと回す。

直径の拡大がステージ1の目標だったけど、ステージ2では、円周の中身の濃さが重要だ。

そうやってきちんと利益出して、納税する。

ステージ3:初心の旗がはためいている

初心の旗がはためく。人は仰ぎ見るだけで、このステージには永遠に到達できない。

世阿弥「初心忘るべからず」の意味は、「いまに安住するな、いつも昨日の自分を超えてゆけ」だ。

初心の初の字は、衣を太刀(はさみ)で切る。新しく着物を作るため。

大切な衣だ。失敗したらおじゃんになる。もったいない。怖い。怖いが、しかし、一太刀入れなければ着物作れない。何も始まらない。

この「初」を英訳してみる。

first? 違う。firstは「始め」「オープニング」「オリジナル」といった意味だ。敢えて訳すならinnovative。「心」はheartではなく、mind。頭脳。

つまり、初心とは innovative mind。切り拓く姿勢。

いつも、日々新しいことに立ち向かえ。

日に新た、日々に新たに、日に新たならん。

一瞬一瞬、自分を更新してゆけ。

初心の旗から問いが投げられる。

JOY+WOW+LOVE and FUNって何?

生きるって何?

働くって何?

初心忘れてないか?

人は永遠に追求し続ける。JOY+WOW+LOVE and FUNを周囲の人へ与えながら。それが生きるということだ。命はやがて終わる。死が訪れる。誰にでも。

しかし。

生きたか?

死んでないだけじゃなかったか?

生きろ。

何があっても生きろ。

生きるために、生まれてきた。

死なないためじゃない。

生きろ。

追いかけろ。

登れ。

あがけ。

欲しがれ。

噛みつけ。

蹴っ飛ばせ。

転べ。

傷つけ。

走れ。

歩け。

笑え。

泣け。

怒れ。

悲しめ。

喜べ。

感動しろ。

愛せ。

楽しめ。

空見ろ。

生きろ。

生きろ。

生きろ。

生きろ。

画像2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?