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暗算できるかどうかが借入金の妥当ライン

フリーランスでまず身につけたいのは、お金のセンスだ。

売上がそのまま自分の給料や他の経費になると勘違いしがちだが、そうではない。

ビジネスは、外の世界との交流方法。

外の世界に提供できる「価値」が「いいね!」と評価されて、売上につながり、かつ、「ご贔屓」を生み、やがてリピートへと育つ。

この「価値」を別の用語で言うと「付加価値」。

原価50円のものを100円で売ったら100-50=50円が粗利。お客さんが「100円でも欲しい、買いたい!」と思ってくれたら売れる。売れ続ける。これが付加価値。

・・・なんか、いつものMacではなくWindowsマシンだと文章が四角くなるなあ(笑)・・・

原価50円を100円で売る。100-50=50  
粗利率は 50÷100×100=50%
仮に原価500円のものを1,000円で売ったとしよう。 
1,000-500=500 500÷1,000×100=50%で、粗利率は同じ。
同じだけど、金額が違う。

まず、入ってくる売上金額が100円と1,000円で違う。残る粗利額が50円と500円で違う。
フリーランスとして注意したいのは、世の中を動かしているのが「額」であり「率」ではないということ。

家賃にせよ、給与にせよ、光熱費にせよ、コンビニで買うボールペンにせよ、ランチのカレーにせよ、すべて「額」で支払う。「率」ではない。
だから、いくら粗利が高いから、といっても、プライシングで低くすることはおすすめできない。

借り入れ金額の妥当なラインも、あなたの商品の価格で決まる。

返済金は粗利から経費を引いた営業利益、さらにいろいろ引かれた税引き後利益として残った金額から出すことになる。途中の細かい話は横に置いて、要するに、売上額が後を決める。

商品単価と粗利額が借り入れ金額の妥当ラインを決めると言っていい。

300万円借り入れしたとする。商品単価1万円なら300人に売れば額面としては返せる(会計上のことはすべてがっさり横に置いた)。
いま、暗算でできたよね? これ、大事なんです。

多いほうが安心できるとあちこちから3,000万円引っ張ってきたとする。平均客単価1,000円だとすればええと・・・暗算、できなくもないけど、ちょっと難しくなったよね。これが、返済が「できなくもないけど、ちょっと難しい」現象になることを予見している。

1億円借金できたとする。さて、どうなる? 難しくなってきたよね? そう、客単価1,000円で1億の借金が厳しいのは、この段階でわかる。

借入金額の妥当ラインは、暗算できるかどうか。

フリーランスを始めたばかりは、客単価も予想がつかない。だから、借金はできるだけしない方向へ。したとしても、「暗算できる範囲で」やりましょう。

本文とは無関係です(笑)。昨夜レストランでいただいたデザート。絶品でした

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