見出し画像

すべては流れ

すべては流れであり、デザインがより良く流れるように進化しつづける。逆もまた真なりで、流れがデザインを進化させつづけている。

たとえば、色鉛筆がコロコロ転がるのは転がるようにデザインされているからであり、色鉛筆自身に意志があるわけではない。

画像1

トイレットペーパーを転がすとシャーッと長く白い紙がまるでカーペットのように滑走路を作るが、これはトイレットペーパー自身の「好み」や「趣味」ではなく、そうデザインされているからだ。

画像2

商いも流れで、流れがある商売は繁盛する。商いの流れとは、支払いと入金。一般的には「入ってくるお金」は歓迎するが、「出すのはびた一文たりとも御免こうむる」という姿勢だ。しかしこれは流れを止めている。そして、うまくいってない商人(あきんど)はたいていこの姿勢であり、出すものを出さないか、出し渋る。「納税して初めて一人前の商人」とぼくが言っているのは、何も道徳的観点からではない。「流れを進化させるデザイン」をビジネスモデルの中に取り入れないと商いを成長させることができないからだ。商いの「流れを進化させるデザイン」のためには、次の3つを「止めない」

第一に、お金。特に支払いは秒速でやろう。この観点から言うと、たとえば、「給付金をもらって、それを売上の代わりとして持っておこう」という姿勢はこの法則に反することになる。

第二に、商品。常にイノベーションし続けよう。

第三に、顧客。顧客は必ず新陳代謝する。するのが当たり前であり、これは物理法則なのだ。好きとか嫌いの人文系の話ではなく、ニュートラルな物理の話なのである。

ドラッカーが「ビジネスの目的は顧客の創造である。そのために必要な機能は2つ・・・イノベーションとマーケティング」と言っているのは上の第二と第三に当てはまる。第二がイノベーションであり、第三がマーケティングだ。

「世界を動かすのは愛やお金ではなく、流れとデザインである」この名言を書いた物理学者エイドリアン・べジャンの提唱するコンストラクタル法則(constructal law)は面白い。彼は言う。「世界は偶然や巡り合わせや運によって形作られているのではなく、目がくらむような多様性の背後には予測可能なパターンの途切れない流れがある」まったく同感。ぼくは経営者であり、経営コンサルティングを生業としているので、このことは商いの巧拙にも100%当てはまると納得するのだ。つまり、上に書いたように、流れがある商売は繁盛する。商売に限らない。生活、人生も、流れで出来ている。掃除をこまめにすると運が向上する、とよく自己啓発系で言われる。これはスピリチュアル的なものではなく物理なのである。つまり、こういうことだ。掃除していない部屋、店、会社の床にはほこりが止まっている。つまり流れが出来ていない。ほこりを取り除く、つまり、流れを作ることで、動くのだ。

水は止まっていると腐る。流れがないから。

流れがある商売は繁盛する。

では最後に、流れがあるレトロ広告を。

画像3


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!
50
ビジネスの世界に「JOY+WOW+LOVE and FUNの総量」を増やしたい作家・哲学起業家(フィロソフィー・アントレプレナー)です。JOYWOW創業者。https://twitter.com/kjoywow 僕のnoteは全て無料です!