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引き受ける

幸せを感じている人、商いがうまくいっている人に共通しているのは「引き受ける姿勢」だ。

生きてると何かある。順風もあるし、逆風もある。ラッキー、アンラッキー。「引き受ける姿勢」は、すべて「自分に原因がある」。

引き受けない人は、やれ上司がどーのこーの、会社の査定の基準があいまいで、だからボーナスが増えたり減ったりしてしまう。これじゃ会社を信頼できない。ちゃんと働けない。基準さえ明確で、自分も納得するのであればもっとやる気が出る。がんばれるのに。だいたいあの社長が悪い。

答えは簡単で、あなた、可愛くないんですよ(笑)

これを、全部自分で引き受けてみたら、世界、変わるよ。ボーナスも変わる。人生も変わる。

商いも同じ。

うちと同じ製品をガクン、値下げして売る業者がいる。価格競争になってる。とんでもない連中だ。どう見てもうちのページをコピーしてる。けしからん!

価格競争にしているのは「自分」なんです。自分が「このままで良し」「何の製品開発もしないでこのままずっといけたらいい」「売る工夫もしないでいい」と思ってる。それだけ。価格競争が始まった、というのはとても良いサインで、それは、「商いの向きを考え直そうよ」というもの。

コロナが悪い、政治が悪い、配送業者が悪い・・・自分の「外側」が悪いと言ってる人は、商いで幸せになれない。自分の人生も幸せになれない。

ちょっと話がそれます。目の前で光と音が同時に生じたとき、脳は光には0.17秒後、音には0.13秒後に反応する。つまり、音の方が光より速く脳は認識する。その差0.04秒。ところが、目の前で人が話しているとき、テレビや映画、舞台など、声(セリフ)と口の動きは一致して見えている。これは脳が編集、チューニングしてくれているからだ。すごいよね。つまり、「同時」という時間コンセプトは脳が生み出した錯覚認知。

「外」からの信号(音や光)は、脳が同時化させ、錯覚認知を生み出す。しかし、「内」自分が発するものは自分が一番先に認識する。それは何かというとイメージだ。イメージは脳内で生まれるから、錯覚認知しようがない。「引き受け」は、イメージ力を高める効果がある。脳にとっても楽なんだ。なぜなら編集、チューニングが要らないから。

自分にとって逆風が吹いたら、「これは何のメッセージなんだろう」と考え、学びのネタにする。「価格競争ばかりになってきた。そろそろいろんなものを見直さないといけない時期なんだな」

学ぶために、逆風は吹く。引き受ける。磨かれる。幸せにならないわけがないんです。生活も、商いも。

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