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製品を商品へと移行させる技

商いの話をします。

店の前にボード置いて何か書いてることって、あるよね? 商いの腕前があれでわかる。笑っちゃったことがある。空港のハンバーガーショップ。

「話題のシン・ゴジラみました。たいへんだなあ、とおもいました」(ママ)

何も書かないほうがいい(笑) たぶん、アルバイトの子どもに書かせたのだろうけど、これは店のマネジャーが悪い。何か書けばいい、というものではない。

会社近所にワインショップがある。不思議なことに、このエリア、酒屋さんがなくて、住民たち、どこでワインとかビールとか買ってるのかいつも不思議に思ってる。スーパーやコンビニにもワインはあるが、「ワインです」という製品があるだけで、商品とはいえない。つまり、このエリア一帯の市場を独占する位置にある。なのに、繁盛してるにおいがしない。

店が笑ってないのだ。繁盛してる店は、玄関が笑ってる。なぜか。

商人(あきんど)は、製品を商品へと移行させるのが仕事だ。

工場から出荷された物体はスペック通りの機能を満たしている。しかしそれでは製品のままであり、商品化していない。商人が買う人の生活、喜びへとリンクを貼る。そこで初めて商品化する。

ワインショップは玄関前にボードを3枚置いてる。

「**賞金賞のワイン入荷しました」

「セットで***円。全国無料配送します(北海道・沖縄除く)」

「**ワイン入荷! ***(ワインの説明文章)」

製品仕様しか書いてない。製品のままであり、商品に移行させてない。

実際にここで何回も買い物してる。店主の商人としての覚悟、腹のくくりが見えない。それは何かというと、「今この瞬間を生ききって、商いする!」「儲けて儲けて儲けまくる!」という覚悟だ。商人は儲けるのが仕事。儲けて納税する。それが社会貢献につながる。ワインが好きでこの商売始めたのだろう。しかし、この人の元にはるばるフランスやイタリア、スペインからやってきたとしても、「そのまま」陳列されているだけで、商品化されない。製品と商品の違いは、そこに人間の感情・・・喜び・・・が含有されているかどうか。

ボードはライブが命だ。いつ見ても同じ内容では意味がない。ぼくならこうする。

「祝 梅雨明け 冷えひえ祭りやってます! 極限冷やしの技、教えます。

シュワ泡グラス各種取り揃え」

「どうぞお気軽にお入りください。試飲OK!」

一年で今の時期が一番美味しいワイン、あります。それは何かというと・・・答えは店内へ」

喜びを増やそうよ。それが商人(あきんど)の社会的使命です。

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