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他の人+1を持つこと

キングコング西野さんがこんなことを言っていました。

1個の分野ではたとえ100人に1人の才能であっても、
それが3つあれば100×100×100=100万人に1人の価値ある人間だと。

2個の分野だとせいぜい1万人に1人のtalentだけど、
そこに+1するだけで、100万人に1人のtalentになれちゃう
(うわ英語使っちゃった(才能の意味を込めたかっただけです))

なるほどなあと思いました。

人間やっぱり生まれ持ってずば抜けた才能を持った人はいるもので、
そういう人は1つの分野で一点突破できてしまう。
でも、人間20数年生きると自分の才能の底はある程度見えるもので、
複数の分野の掛け合わせで自分の価値を出していかないと
"普通の優秀な人"になってしまう。

もちろん1つの分野で努力することを諦めるわけじゃないけど。

分野っていうとたいそうな話に聞こえるけど、
・相手に気が使えて、・面白くて、・清潔感があれば、
それなりに恋愛市場では価値がある男性になれる的なことです。


ちょっと話は変わりますが、
世の中のアイデアで、一見全く新しいものに見えるものも、
本当は全く新しいものなんてあまりなくて、
既存のアイデアの掛け合わせだ
みたいな言葉あるじゃないですか。
それもさっきの西野さんの話と通ずることはあって、
あくまで本質は掛け合わせ、+1なんじゃないかなと思います。

一個、人より深く考える、別の視点でものを見ることが
大きな価値になる。

広告代理店でマーケターの若手が一番やることって、
調査データの差分をとりまくることといっても過言じゃないと思います。

今、この製品を手にしている人は、世の中全体と比べて、
〇〇の特徴がある、だから、〇〇の特徴がある人を攻めていこう。
みたいな。

別にこれを真っ向から否定するわけではないですが、
〇〇の特徴があることは、その製品を手にしているという事象と
相関関係があるだけであって、因果関係ではない。

相関から一歩踏み込んで、
因果(P&G的に言えばJOBに近いかも)を見抜けるマーケターが価値になる。

でも、周りの上司が必ずしもこれを分かっているわけではなくて、
話通しづらかったりもするけど。。。

でも、ここで腐っちゃうとダメで、
自分の信念を貫くことが+1を産む条件かなと思っています。
腐ると、"普通の優秀な人"にしかなれない。

今日はまあ、こんなところで。

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